5月5日にスト2の全国大会カケルゴ2019が開催され、自分も参加してきました!
今回はLosersの様子と結果を振り返って行きたいと思います!

なお、その2の記事はこちらからどうぞ。

Losers3回戦

Losers3回戦の相手チームは「酔拳クラブ 令和元年版」

スピリタス(バイソン)/天才チンパンジー(フェイロン)/XSPR(リュウ)/ミヤ(ケン)/わに!K(本田)

というチーム構成です。
森さんにのびのび動いてもらいたかったので、先鋒バイソンで試合に臨むことにしました。

そして結果は・・・なんと5タテ!
少し動きが固いかなという感じでしたが、それでもやっぱり大将ではなく先鋒でのびのびやってもらったのがうまくいきましたねー
リスクのある行動でも自分の読みを信じて仕掛けることがバイソンの怖さにつながると思うので、本当にいい勝ち方だったと思います。

Losers準決勝

Losers準決勝の相手チームは「中野 TRF」

ピロシ(本田)/セオ(チュンリー)/ナカノ(キャミィ)/ジャイ(ダルシム)/はいぢん(リュウ)

というチーム構成で、関東屈指の強豪チュンリー使いであるセオさん、レジェンドプレイヤーのダルシム使いジャイさんをはじめ、5onの特徴をしっかり生かしたキャラバランスに優れたチームです。
ここを乗り切ることができれば決勝トーナメント進出にかなり近づくかなという感じです。

いきなり相手チームはダルシムを出してこないと確信していたので、それ以外の4キャラのいずれにも十分戦えるディージェイを先鋒で出すことにしました。

セオ(チュンリー)vs カズ(ディージェイ)

いきなり鬼門のチュンリー戦が来ました。
2人は先日3月に行われたタイトル未保持者限定の大会「X-er5」にてお互い当たっており、その時はカズさんが勝利しています。
セオさんはかなりリベンジに燃えていることでしょう。

1ラウンド目。
カズさんの強気な前飛びからの攻めで早々にセオさんを画面端へ追い詰めることに成功します。
セオさんは対応型のスタイルに長けているのですが、このままだとまずいということで普段あまり見せないリスクのある強気な攻めを随所に見せ、それが結果的にうまくいってセオさんがまずは1本目を取ります。

2ラウンド目。
やはり対応気味に下がりながら戦うセオさんに対してカズさんがどんどん陣を押していきます。
しかし、このラウンドもセオさんはそのまま防戦になるのではなく、要所で前飛びを通して陣を押し返します。
チュンリーのゲージがたまった状態でお互い緊張状態の中、カズさんが撃ったエアスラを見逃さずにセオさんが千烈脚で抜けてカウンターヒットさせてそのまま勝負を決め、セオさんがこの試合を制します。

カズさんもいつもの動きで全然悪くなかったんですけど、セオさんが大会一発勝負の中で吹っ切れたような強気の動きを要所で入れ、それが結果としてカズさんの攻めを断ち切ったような試合内容でしたね。

セオ(チュンリー)vs ハジ(ディージェイ)

バルログは対ダルシム用にどうしても温存したかったので、ここは同じディージェイ使いの自分が2人目として出ます。
ここを落とせばもう終わりというぐらいの気持ちで、かなり気合を入れて試合に臨みました。

1ラウンド目。
お互い飛び道具を撃ち合いながら様子見する展開が長引きます。
試合を動かしたのは自分の前ジャンプ中Kでした。
ここからお互いいろいろとごちゃった状態でセオさんもうまくダウンを奪うのですが、ステージオブジェのドラム缶に引っかかった影響で安飛びを失敗してしまい、運よく投げで位置を入れ替えることに成功します。
あとは逃げモードで体力リードを守りきり、1本目は自分が取ります。

2ラウンド目。
うまくチュンリーの通常技をつぶす形で体力を削って行き、途中前飛びも通すなど体力的にやや自分がリードの状況になります。
しかし、ゲージがたまってからのチュンリーの怖さが出てしまい、甘く撃ったエアスラを千烈脚で抜けられて一気に逆転。
最後は投げでこのラウンドはセオさんが取り返します。

3ラウンド目。
早々に自分が前飛びから踏み込みスライディングを通して画面端へ追い詰めることに成功し、そこからの攻めである程度の体力リードを取ります。
チュンリーのゲージがたまった後は丁寧に小エアスラを撃ち続け、膠着状態がしばらく続きます。
セオさんが耐えかねて前飛びし、そこをうまく対空したかったのですが、咄嗟に出したのが一方負けするスライディングでそれが案の定つぶされてしまい、攻めのきっかけを作ってしまいます。
直後にセオさんがコマンドミスで出したスピバに対してもしゃがみ大Pを連打していたのですが割り込めず、なんともいえない嫌な状況に。
地獄の画面端まで追い詰められましたが、なんとかしゃがみ中Pを振ってごまかしながら耐えます。
最後投げを通されて起き攻めでさらに中P重ねからの読み合いになりましたが、おそらくスパコンを出すと読んで前飛びしたセオさんに対して冷静に下タメを維持していた自分がジャックで対空し、なんとかこの試合を自分が制しました。

セオさんの人間性能は本当に高く、対応型のスタイルだけでめちゃめちゃ強いのですが、今回大会中見せた要所の攻めがきちんと根拠を持ってできるようになれば今よりもっと脅威になるだろうという怖さを実感した試合内容でしたね。
ともあれ、鬼門のチュンリー戦を最小限の被害で突破することができました!

はいぢん(リュウ)vs ハジ(ディージェイ)

相手チームは2人目にリュウを出してきました。
大会一発勝負でなおかつはいぢんさんとはあまり対戦経験がなかったので、正直あまりやりたくないなと思いながら試合に臨みました(汗)

1ラウンド目。
飛びを大昇竜で落とされてからかなり後手になる展開が続き、そうこうしている間に画面端に追い詰められてしまいます。
なんとか切り返そうと再び前飛びを試みるも、これも大昇竜で対空されて圧倒的な体力差がついてしまいます。
最後スライディング先端を当ててダウンを奪えたのですが、その距離ではめくりに行くことが困難なので表の安飛びを試みましたが、安飛びミスで投げられてまずははいぢんさんが1本目を取ります。

2ラウンド目。
丁寧にエアスラを撃ちつつ前歩きでプレッシャーをかけていきます。
今回はタイミング的にも悪くないなという場面での飛びがきちんと通りますが、その後のダメージが続かずにリュウが真空をためてちょっと嫌な感じの展開に。
その後真空は無事ガードすることができたのですが、画面端の鳥かごモードになってしまい、プレッシャーでいつもの避けの精度を出すことができずに波動に何度も被弾してしまいます。
結局体力逆転されて最後はそのままタイムオーバーまで逃げられて勝負あり。
はいぢんさんがこの試合を制します。

いつもの自分の動きができず本当に悔しい負け方をしてしまいました。
大会一発勝負のプレッシャーはやはり恐ろしいですね(汗)

はいぢん(リュウ)vs KKY(ダルシム)

リュウを確実に止めようと3人目にダルシムを出します。

1ラウンド目。
中盤まではかなり盤石な立ち回りでKKYさんが大幅にリードを取りますが、波動拳を見てからドリルで攻撃しようとして失敗し、ダウンを奪われます。
起き攻めで必要経費と割り切って下段を空けないようにしますが、はいぢんさんがしっかり中ゴスを選択してダメージを確実に奪い、かなり体力的に追いつきます。
最後は一瞬の隙を突いての大ゴスから投げと真空の2択の場面で、KKYさんの出したスラストに真空がかみ合って逆転勝利し、はいぢんさんが1本目を取ります。

2ラウンド目。
少し危ない場面はあるものの丁寧にKKYさんが対応していき、大幅に体力リードを取ります。
真空波動を警戒しながらリスクの小さい行動をとり続け、2ラウンド目はKKYさんが取り返します。

3ラウンド目。
やはりKKYさんがキャラ差を活かして有利に試合を展開していきます。
はいぢんさんがフレイムの硬直中を狙って早々に真空を撃ちますがこれは冷静にガード。
KKYさんがかなりリードを取りますが、なんとかはいぢんさんは2本目の真空をためきります。
1ラウンド目と同様、一瞬の隙を突いての大ゴスから投げと真空の2択の場面で、今度はKKYさんが1ラウンド目に通された真空を警戒して何もボタンを押さなかったところにはいぢんさんがまたしても正解の投げを選択し、受け身なしで有利な状況に持っていきます(実際は投げの場合でもボタンを早めに押さずにタイミングよく押すことで真空ガードをフォローしつつ受け身を取ることは可能です)。
お互い瀕死の状態で、最後は甘く撃ったファイヤーに対してはいぢんさんがしっかり真空を合わせ、またも逆転する形ではいぢんさんが不利な組み合わせを制しました。

KKYさんの最後のファイヤーの真意を後日聞いたところ、あれはミスではなくはいぢんさんの動きを信じてガードしてくれると思って撃ったということでしたが、はいぢんさんがしっかりと真空を合わせたところはさすがだったと思います。

はいぢん(リュウ)vs 森(バイソン)

先ほどはWinners2回戦では森さんに大将を任せてしまって逆に動きを固くさせたので、4人目として出てもらうことにしました。

1ラウンド目。
のびのびとやってほしかったという意図を汲んでもらって、森さんが本当に自分の思うとおりにどんどん攻め立てます。
ほとんど危なげない展開でまずは森さんが1本取ります。

2ラウンド目。
このラウンドも森さんがどんどんはいぢんさんに対して攻め立てます。
はいぢんさんの動きが固まったところに投げも通すなど、ほとんど森さんのペースのまま試合が進み、そのままの勢いで森さんが勝利、この試合を制します。

ジャイ(ダルシム)vs 森(バイソン)

相手チームは3人目としてダルシムを出してきました。
Winners2回戦では同じく関東のダルシム使いであるカワシムさんに負けてしまったものの、森さんも関西のダルシム使いときちんと練習していましたので、ここで一矢報いたいところです。

1ラウンド目。
森さんが最初からどんどん攻める動きを見せ、ジャイさんがそれに対応していく形となります。
バイソンのゲージがたまってクレイジーを出したものの、ダルシムに飛んでかわされてしまいます。
最後はダウンを奪ってからの確定のインフェルノ削りでまずはジャイさんが1本目を取ります。

2ラウンド目。
決してひるむことなく森さんがこのラウンドも積極的に攻めていきます。
しかしジャイさんもきちんとそれに対応していく形。
バイソンのゲージがたまって森さんはクレイジーをちらつかせ、一方ジャイさんも強気に攻めて試合を終わらせようとします。
最後、甘く撃ったファイヤーに森さんがダッシュアッパーで近づき、クレイジーが出ていればラウンドを取れていた場面だったのですが、ここで痛恨のクレイジーが出ないという事態に。
結局チャンスをものにできず最終的にジャイさんが2ラウンド目も取り、この試合を制します。

ゲージがたまるまでの森さんの立ち回りはかなりよかったのですが、大会プレッシャーからか痛恨のクレイジーミスをしてしまったのが勝負の分かれ目でしたね。

ジャイ(ダルシム)vs カチュー(バルログ)

後がなくなった状態で最後の5人目としてバルログが出ます。
ダルシム戦のために温存していたのでここはしっかりと勝ってほしいところです。

1ラウンド目。
勝ちパターンの王道ともいえるバルセロナループであっさりとまずはカチューさんが1本取ります。

2ラウンド目。
このラウンドもカチューさんんが上からバルセロナループでどんどん攻め立てます。
しかし、ジャイさんもただでは倒れまいと空対空でなんとかバルセロナを落とし、ファイヤーでダウンを奪うことに成功します。
起き攻めのドリル重ねに対してカチューさんはおそらくリバサテラーを出そうとしたのだと思いますが、リバサミスでそのままドリル>スラストまでつなげられ、ピヨリーチからのユンピョウ(ドリル目の前着地からの投げ)でピヨらせて大逆転、ジャイさんが取り返します。

3ラウンド目。
お互い画面端でのバルセロナに対して狙い澄ましたブラスト対空が炸裂します。
起き攻めのドリルは運よくスカったおかげで大事には至らずに済みますが、攻め急いだカチューさんのバルセロナをジャイさんが冷静にチョップで落とし、そこからのドリル>大スラストでピヨらせることに成功、フレイムでかなり体力を奪います。
この後はカチューさんがいつもの動きを出すことができずどんどん追い詰められる展開に。
最後はまたしてもバルセロナをブラスト対空されて決着、ジャイさんがこの試合を制しました。

カチューさんもダルシム戦をできるかぎりやった状態で大会に臨んでおり、特にブラスト対空される画面端どうしからのバルセロナはブラストに対して斜めから爪を出して一方勝ちできる軌道があることも事前に伝えられていました。
今回それが大会の舞台で出せず冷静さを失って負けてしまったのが本当にもったいなかったと思いましたね。

というわけで、残念ながら自分たちのチームはここで敗退となってしまいました。

大会結果

各ブロックの結果は上記のとおりとなりました。
今回自分たちはDブロックのLosers準決勝敗退となり、決勝トーナメント進出とはなりませんでした。
無念・・・

決勝トーナメントの結果は上記のようになり、優勝チームは下馬評通り「フジモンハン」となりました。
本当におめでとうございます!

総評

今回の大会ではチーム全体としていつもの動きが出せずに負けてしまうという悔しい展開が目立ったかなという印象です。
やはり大会一発勝負のプレッシャーの中きちんと結果を出すことは本当に難しいことを痛感しました。
それでも、個人的には鬼門のチュンリー戦2つをきちんと勝ち切ることができた点に関しては、日ごろの練習の成果が出せてよかったと素直に思います。
チームを組んでいただいた森さん、KKYさん、カチューさん、カズさんには本当に感謝しています。
ありがとうございました!貴重な経験を仲間のみなさんと共有できて本当に楽しかったです。

これで国内の主要な全国大会3つにはひととおり出場したわけですが、頑張り次第で悲願の初優勝も無理ではないという手ごたえも少し感じています。
もちろんそんな簡単には優勝できないでしょうし、自身の課題もたくさんありますが、あきらめずに今後も大会に挑戦していきたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございます!