今回から始まるeスポーツ格ゲー講座。

本講座では現在非常に注目度の高いeスポーツジャンルである格ゲーについて、全くプレイしたことがない初心者の方でも無理なく上達できるよう知識やノウハウをお伝えするものとなっております。
もしかしたらこれを見ると本当にプロゲーマーになれてしまうかも!?(笑)
というのは半分冗談で書いていますが、半分は本気というかそれぐらい真剣に充実した内容をお伝えできればと思っておりますので、みなさまよろしくお願いいたします!

さて、いよいよ実際に格闘ゲームを触る時がやってきたわけですが、一体何からやればいいのかわからない方が大半だと思います。
そこで、第1回目の講座では格ゲーをプレイする上での要となるレバーの持ち方について、丁寧に解説をしていきたいと思います。
その前に、まずは格ゲーをプレイするためのコントローラーについて軽く触れておきましょう。

アーケードコントローラー(アケコン)

格ゲーにおいてキャラクターを動かす際に使うものがこのアーケードコントローラー(アケコン)となります。すべてのプレイヤーは原則ほとんど同じようなタイプのアケコンを使用しており、デバイスの部分で大きな差が出ているわけではありません。
要するに正しく操作できる腕があるかどうかが重要なわけですね。
ちなみに画像のアケコンは自分が普段使っているものです!
基本的には1つのレバーと数個のボタンを組み合わせて操作を行います。
画面上では派手な動きをするキャラクターですが、実は操作自体はレバー1つとボタン数個だけで成り立っているんですね。

今回はレバーの役割を簡単に説明しておきます。

レバー

キャラクターの移動全般に関わります。
前後の移動関連はもちろん、上に入力すればジャンプできますし、下に入れればしゃがむことができます。
また、格闘ゲームの防御手段の要となるガードはレバー後ろ入力で行うことができます(一部ゲームによって異なります)。
さらに、レバーで特定のコマンド入力を行い、それに合わせてタイミングよくボタンを押すことで、「必殺技」と呼ばれる上位の技を繰り出すことができます。

 自分はその人の実力を大まかに測る上で、よくプレイ中の手元の操作を見ます。
やはり実力のあるプレイヤーの操作は無駄がなく、それでいてレバーやボタンの入力回数が多いイメージがあります。

今回のeスポーツ講座における実戦編として、レバーの持ち方について丁寧に解説していきます。 

レバーの持ち方

格ゲーを行う上での基礎力ともいえるレバー入力。
ここが疎かになっているとなかなか思うように上達しません。
たとえばゴルフでもクラブの握り方だけでレッスンがあるぐらいじゃないですか。
格ゲーも同じで、レバーの持ち方は今後のプレイを大きく左右するかもしれないぐらい重要な部分だと個人的には考えています。

さて、レバーの持ち方ですがまずはみなさん直感的に持ってみてほしいんですね。
そしてグルグル回したりガチャガチャしたりしてみてほしいんです。
当時ゲームセンターで格ゲーがものすごく流行っていた時は、ほとんどみんなレバーの握り方なんか話したことがなく、なんとなく個々で自然な形で持って今に至るみたいな方が多いのではないかと思います。そのうえで、よく見られるレバーの持ち方は下の3つです。 

ワイン持ち

中指と薬指の間にレバーシャフトを入れ、手のひらが上になるようにレバーをつかむような持ち方です。この持ち方でプレイされてる方は当時の格ゲー全盛期の時代に非常に多く見受けられましたね。
この持ち方で少しレバー操作してみた印象では、シャフトを指の間に入れてレバーボールを握りこむので安定感があります。
ただし、格ゲーのように複雑なレバー入力を要求されるジャンルにおいてはやや窮屈に感じると言いますか、入力速度が少し遅くなりがちなのかなという気がしました。
シューティングゲームのような一方向へ正確に入力するタイプのゲームには非常に適しているのかなと思います。
もちろんあくまで個人的な主観ですので、この持ち方がダメというわけではありませんし、慣れが大部分を占めるのは言うまでもありません。 

つまみ持ち

親指、人差し指、中指でレバーボールをつまむような持ち方です。
こちらは手の甲が上のままなので人間の手の構造的にも自然で、自分は幼少の頃からこの持ち方でずっとプレイしています。
この持ち方の特徴としては、レバーに最小限の力を伝えるだけでスムーズに入力ができるので、長時間プレイしても疲れにくいことがあげられます。
また、無駄な力が入らないということはそれだけ入力速度も速くなりやすいかと思われます。
一方で、この持ち方はレバーボールを握りこんでいるわけではなく、指先の力のみで操作を行うので、個人的に右系統の操作に対してしっかりとした力が入りにくく、あらかじめ準備している時はともかく、咄嗟の時に右系統のコマンド操作を出しにくいという欠点を感じます。
やはり万能な持ち方というわけにはいかないですかね(汗) 

つかみ持ち・かぶせ持ち

親指、人差し指、中指でレバーボールをつかむような持ち方です。
こちらもつまみ持ちと同様、手の甲が上のままなので人間の手の構造的に自然な持ち方といえます。
この持ち方で少しレバー操作してみた印象では、レバーボールをつかんでどっしりと入力するので力が伝わりやすいですね。
ただ、小指が少し窮屈になってしまうことと、力が入るということは入力の度に最長距離(レバーがコツンと端に当たるところまで倒す)になってしまうので、やはり複雑なコマンド操作にはやや厳しいのかなという印象は受けます。
反面、レバー1回転のようないわゆる回転系コマンドには非常に向いていて、時計回りも反時計回りもどちらもしっかり力が伝わって入力しやすかったです。
やはり一長一短がある持ち方といえそうですね。 

先ほどはレバーを直感的に持ってみてほしいと言いましたが、大体この3つのどれかにあてはまっていたのではないでしょうか。
最後に、現在プロゲーマーとして活躍している有名プレイヤーの持ち方もご紹介させていただきます。 

sako持ち

プロゲーマー「sako」氏の持ち方で、つかみ持ちを基本として立てた小指を視点にレバー操作を行う持ち方です。
前述のつかみ持ちのデメリットである小指の窮屈さがこの持ち方により解消されており、よりバランスのとれた自然な持ち方といえるかと思います。

ウメハラ持ち

プロゲーマー「ウメハラ」氏の持ち方で、薬指と小指の間にレバーシャフトを入れ、残りの指でレバーボールを握る持ち方です。
正直この持ち方が一番違和感を感じるのではないかと思います(笑)
この持ち方の利点は手首と肘の2つの関節を使った操作のため、細かい動作と高い安定性を両立できるところです。
実際自分もこの持ち方で少しプレイしてみたことがありますが、先ほど自身の持ち方で欠点としてあげた右系統の操作がこの持ち方だとやはり非常に安定し、より正確に操作することが可能でした。
他プレイヤーからもこの持ち方の評価は高く、最初の違和感さえ克服して慣れさえすればおそらく最も格ゲーで最適な持ち方ではないかと言われるほどです。 

総評

今回ご紹介したように、レバーの持ち方には様々なタイプが存在します。
自分は常につまみ持ちでプレイしていますが、プレイヤーによっては1P2Pで持ち方を変えている方もいるようで、組み合わせ次第でさらに効率よく操作ができるかもしれませんね。
自分は1Pのコマンド速度が少し遅くなりがちな弱点があるので、レバーの持ち替えも検討するかもしれません。
みなさんにとって最適なレバーの持ち方が見つかれば幸いです。
また、質問等も随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ!

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