2018年12月にスト2の全国大会FOXが開催され、自分も参加してきました!
自身2回目となる全国大会参加となったわけですが、結果はなんと・・・

ベスト4

という好成績を収めることができました。
今回はFOX 2018の決勝トーナメントを振り返って行きたいと思います。

なお、その2の記事についてはこちらをどうぞ。

大会動画

 

決勝トーナメント1回戦(動画5:13:29~)

決勝トーナメント1回戦の相手チームは「西船橋シーパラダイス」

ピロシ(本田)/ストマックもみお(ザンギエフ)/文鎮(フェイロン)/ぺるお(バイソン)

奇しくも同じブロックのLosers抜けしたチームと再戦することとなりました。
今回自分たちのチームはWinnersで抜けていますので、先鋒戦のキャラクターは後決めで出すことができ非常に有利になっています。

ぺるお(バイソン)vs カチュー(バルログ)

相手チームの先鋒はバイソンということで、自分のディージェイかカチューさんのバルログのどちらからでいこうかなというところでしたが、対フェイロン用にディージェイを残したかったのでカチューさんが先鋒に。

バイソン vs バルログの組み合わせは、立ち合いがバルログに分があることと、起き攻めのバルセロナをヘッドで抜けられても裏からスライディングで反撃できるといったところでバルログがやや有利と言われていますが、バイソン側も一度捕まえれば投げを絡めた連携で一気にダメージを奪えるなどチャンスは十分にあります。

1ラウンド目。
バルセロナの重ね方が甘くヘッドにひっかける展開が目立ってしまいます。
また、ヘッドで抜けられた時のスライディングの反撃の精度がいまいちでダメージレース的にも不利な状況。
なんとか切り返しでテラーをヒットさせますが、結局1本目はぺるおさんが取ります。

2ラウンド目。
バルセロナの精度に不安があったので、今度は地上から攻める選択を取ります。
大会一発勝負の中で、コンディションに応じて最適な立ち回りに切り替えられるのがカチューさんの素晴らしいところですね。
途中バイソンに投げ返しを決められ、かなりループさせてしまいましたが、それでもバルログも必死に投げ返してループを切り、果敢に地上から攻め切ってカチューさんが取り返します。

3ラウンド目。
2ラウンド目で手ごたえをつかんだのもあって、やはり地上メインでバイソンに対して攻めます。
優位な試合運びの中、最後意表を突いた歩き投げに反応してぺるおさんが投げ返したところはさすがでしたが、直後の起き攻めをリバサ投げで切り返してカチューさんが勝利しました。

本当はもっとバルセロナを絡めて強い部分を押し付けるべきなのでしょうが、今できることを最大限駆使して勝とうとするカチューさんの姿勢は本当にチームを勇気づけてくれました。

ピロシ(本田)vs カチュー(バルログ)

相手チームの2人目は本田。

本田 vs バルログはややバルログ有利ではあるものの、お互い我慢の組み合わせであり、先に体力リードを取った方がどっしりと待てます。
基本的に不用意に仕掛けた攻撃は対応されてしまうので、いかに序盤で体力リードを取って対応に回れるかがポイントです。

1ラウンド目。
開幕の頭突きをバックジャンプ大爪で迎撃し、そこからのバルセロナで完全に流れをつかんで大幅な体力リードをとります。
その勢いのままあっという間にカチューさんが1本取ります。

2ラウンド目。
今度はお互い膠着状態になりますが、1ラウンド目と同様しゃがみ中爪>前ジャンプバルセロナの連携に対してピロシさんが対応できていない印象で、ここがダメージの起点になります。
最後ピロシさんも振り向き鬼無双でなんとか切り返しますが、その後が続かずカチューさんがそのまま勝利となりました。

しっかり対策できている本田だとバルログも決して楽ではないだけに、今回はかなり思い通りの展開になったという印象ですね。

文鎮(フェイロン)vs カチュー(バルログ)

ブロック決勝では文鎮さんが怒涛の攻めで勝利しましたが、今回は果たしてどうなるか。

1ラウンド目。
やはり文鎮さんの横押しからの熾炎脚がヒットしまくり、カチューさんの対策不足感が否めないかという展開。
それでも強気のテラー切り返しからバルセロナループで一気に追いつき、お互い体力0ドットの状態からバックジャンプ大Pでなんとかカチューさんが1本目を取ります。

2ラウンド目。
文鎮さんが全くひよることなく相変わらずの横押しから怒涛の攻めを展開します。
完全に勢いに乗った状態で最後はバルログの中爪に対して熾炎脚でフィニッシュ。
文鎮さんが2ラウンド目を取り返します。

3ラウンド目。
やはりここでも文鎮さんが横押しからの熾炎脚を起点に怒涛の攻めを展開していきます。
なんとかカチューさんもテラーで切り返し、リードを取り返したのですが、奇襲で出した文鎮さんの烈空脚に反応できずにしゃがみヒットさせられ、そのまま小P>烈火拳までつないで文鎮さんが華麗にフィニッシュしました。

でもカチューさんは十分仕事をしてくれました!

文鎮(フェイロン)vs ハジ(ディージェイ)

ブロック決勝では自分が勝ちましたが、今回はどうなるか。

1ラウンド目。
画面端でうまく切り返せずにフェイロンの攻撃をもらいまくる展開。
しかし相手の安飛びミスを投げ返して位置を入れ替えてなんどか脱出。
直後の烈空脚を冷静にスライディング対空し、そこからのめくりコンボで自分がまず1本目を取ります。
正直完全に負けの展開でしたが、こういう勝ち方ができてしまうあたりキャラ差がはっきりしていますね(汗)

2ラウンド目。
エアスラと中足のバリヤーを維持しながら今度は安定気味の展開になります。
文鎮さんもなんとか引っ掛けようと攻めましたが、最後は烈空脚のすかりにスライディング対空し、めくりコンボでフィニッシュ、自分が勝利しました。

予定通りキャラ差を押し付けて仕事はしたかなというところです。

ストマックもみお(ザンギエフ)vs ハジ(ディージェイ)

これもブロック決勝では自分が勝ちましたが、今回はどうなるか。

1ラウンド目。
基本戦略通りエアスラを軸にダメージを奪う展開となりますが、奇襲の飛び込みから大足でダウンを奪われ、そこからザンギエフ怒涛の攻めが始まります。
立小K重ねからはそのままスクリューとソバット&スパコン暴れ読みのKラリで2択になりますが、ここはなんとか読み勝って自分も粘りましたが、プレイングミスでJ小Pで飛び込んだところをきちんとチョップで落とし、そこからのスクリューの連携でもみおさんが逆転勝利します。
いやーこれがあるからもみおさんは怖い・・・

2ラウンド目。
バニシングに中足でダウンを奪ってからのめくりコンボで一気にピヨらせます。
その後さらにコンボを決め、大幅リードのまま自分が取り返します。

3ラウンド目。
開幕エアスラを飛び込まれ、膝からのスクリューで一気にリードされます。
いやーもみおさんこの選択肢も確かにやってくるんだけど、ここぞというときに通してくるあたりがさすがというところ(汗)
一気に画面端を背負わされて苦しい展開が続き、最後はダブラリでエアスラを抜けてダウンを奪って起き攻めで勝負あり、もみおさんの勝利となりました。

もみおさんの土壇場での勝負強さがやばかったですね。

ストマックもみお(ザンギエフ)vs 森(リュウ)

ザンギエフ vs リュウはいまだにどちらが有利かはっきりしていない印象ですが、基本的に波動をダブラリで避けつつ足払いなどでプレッシャーをかけるザンギエフの立ち回りに対して、波動&足払いを的確に決めて陣を押し返すリュウの立ち回りという、なかなか玄人好みな組み合わせなのかなと思います。

1ラウンド目。
森さんの要所での中足払いがほぼすべて的確にヒットし、終始優位に試合が運んでそのまま森さんが1本目を取ります。

2ラウンド目。
森さんのファイヤー波動の出しどころが非常にうまく、ザンギエフをなかなか懐に潜らせません。
危ない距離まで近づかれても陣を押しているのでバックジャンプで距離を離し、そこからまたファイヤー波動でダウンを奪って陣を押すという理想の展開が続きます。
もみおさんの踏み込み大足もすかったのを見てから確実に大足を刺し返して盤石の試合運び。
最後は地上戦を嫌って飛び込みで勝負をかけにいったもみおさんに対して、待ち構えていたような遠大K対空で相打ちを取り、森さんが勝利しました。

いやー森さんの安定感が素晴らしかったですね!

というわけで決勝トーナメント1回戦を見事突破できました!

決勝トーナメント準決勝(動画5:48:55~)

決勝トーナメント準決勝の相手チームは「ファイヤーグランドエア波動」

カワマタ(リュウ)/まっつん(ケン)/四代目(Sサガット)/ふじもん(ディージェイ)

全員が認める今大会の優勝候補とついに当たってしまいました。
正直自分たちのチームもここと当たることを想定してキャラ選びしまして、四代目さんのためだけにKKYさんのダルシムがいると言っても過言じゃないぐらいだったので(笑)しっかりと食いついていきたいところ!
四代目さんを倒せる可能性が最も高いのがKKYさんなので、KKYさんをきちんと残せるかどうか肝でした。

さて、先鋒戦は・・・

カチュー(バルログ) vs ふじもん(ディージェイ)

どのキャラが出てきても戦えるカチューさんのバルログに対して、相手チームからはふじもんさんのディージェイが出てきました。
ふじもんさんのバルログ戦は間違いなく全1で、キャラ差を覆すような攻略にいつも自分も驚かされています。
正直これはかなり分が悪いかなというところ・・・

1ラウンド目。
ふじもんさんの対応のすごさに対して、ややバルセロナの精度で劣るカチューさん。
体力リードを守られて1本目はふじもんさんが取ります。

2ラウンド目。
バルセロナを立中Pで落とされてからの怒涛の攻めで一気に体力をリードされます。
甘く出したローリングもしっかりとジャックで切り、大幅リードを盾に安定した立ち回りでふじもんさんが勝利しました。

いやーやっぱり強い(汗)

森(リュウ)vs ふじもん(ディージェイ)

1ラウンド目。
ゲージをためながら波動を丁寧に撃っていきます。
途中食らい投げでディージェイを画面端に持っていき、鳥かごモードで攻めようというところでしたが、ここぞというところでのエアスラを見てから真空波動が昇竜拳に化けてしまい、このミスが災いして1本目はふじもんさんが取ります。
すごくもったいなかったですね・・・

2ラウンド目。
どっしりと立ち回れていたのですが、画面端に追い詰められてプレッシャーを嫌がって甘えた前ジャンプをしっかりとふじもんさんがジャックで落とし、めくりからのマシンガンコンボで勝負あり、ふじもんさんの勝利となりました。

森さんとしてはかなり悔いが残る試合内容だったと思います。

KKY(ダルシム)vs ふじもん(ディージェイ)

ふじもんさんを確実におさえようと、ここで初めてKKYさんが試合に臨みます。
キャラ差をいかしてきっちり勝ってほしいところですが果たして。

1ラウンド目。
今大会初めての試合ということで体があったまってないのか、飛び込みを何度も許す展開になります。
しゃがみ大Pの伸ばした手をドンピシャで飛び込まれ、J中K>スライディングの2段をもらってしまい、投げでピヨらされて一気にふじもんさんが1本目を取ります。
やばい・・・

2ラウンド目。
1ラウンド目の飛びのプレッシャーでヨガファイヤーもほとんど撃てなくされ、終始ディージェイが楽にまとわりつく展開に。
あっという間にKKYさんが画面端に追い詰められ、スライディングを絡めた攻めで勢いに乗ったふじもんさんが勝利しました。

この瞬間、四代目さんのために残した切り札のカードを失ったことになります(汗)

ハジ(ディージェイ) vs ふじもん(ディージェイ)

大将として自分が最後に出ます。

ディージェイ同キャラ戦は飛び込みに対して中足およびスライディングが安定対空となるため、不用意に飛び込むことができません。
必然的にまずはエアスラモードで相手の様子をうかがいながら飛びを匂わせたり、お互い触れる位置まで近づいたときに置き技の読み合いに勝てるかどうかがポイントになります。

自分の武器はエアスラの連射速度がトップレベルで早いところなので、それをいかしてふじもんさんを無理やり動かす展開に持っていきたいと思って試合に臨みました。

1ラウンド目。
動画の映像が乱れてしまっていますが、若干リードされた状態でエアスラモードに。
画面端に追い詰められ、プレッシャーを感じて前飛びしたところをきちんとジャックで落とされ、スパコンで追い打ちもされます。
結局これが致命傷となり、1ラウンド目はふじもんさんが取ります。
やはりそんなに甘い相手ではないですね。

2ラウンド目。
今度は逆にややリードを取った状態でエアスラモードに。
こうなると自分の武器が最大限発揮される展開となります。
先に動かざるを得ないふじもんさんが飛んできたところを冷静にスライディングで対空し、リードを守り切って2ラウンド目は自分が取り返します。

3ラウンド目。
開幕から画面端どうしに近い位置でのエアスラモードになります。
このとき知識として、「エアスラ>小P>エアスラ」と「エアスラ>スライディング>エアスラ」は前者の方が次のエアスラを早く出せるということを知っていたので、ふじもんさんよりも優位にエアスラを撃つ展開になります。
これにより、ふじもんさんがじれて飛んできたところを下がりエアスラできちんと対空し、体力リードを取ります。
これだけでかなり守り重視の立ち回りができるので、しゃがんで様子見していたらすぐに再び逆転を狙う前ジャンプが見えたので、これも落ち着いて中ジャックで対空をとり、スパコンで追い打ちまで決めます。
体力的にかなりの安全圏まで来たので、あとはエアスラを適度に出して待てば勝利という展開。
画面端にこもって余計なことはせずにそのまま勝負あり、なんとか4タテは阻止できました。

ハジ(ディージェイ)vs 四代目(Sサガット)

しかし相手チームはここで四代目さんのSサガットを出してきます。

正直終わったと思いました(笑)
今大会までにSサガットに対抗できるネタを何も用意できていないままで、KKYさんに何とかしてもらう気満々だったので、本当にどうしていいのかわからない状態で試合するはめに・・・

基本的にはグランドタイガーをジャックで抜けつつ様子見をしながら、ここぞいうときに仕掛けていく戦い方になってくるものと思われます。

1ラウンド目。
序盤はしっかりと様子見できていましたが、小タイガーをジャックで抜けそこなって被弾。
あっという間に画面端まで来てしまってかなり厳しい状況になります。
それでもここぞいうときにグランドタイガーに飛び込み、J中K>スライディングの2段を決めます。
問題はこの後で、ここからの攻めを継続させるネタが今の自分になかった・・・
咄嗟に高打点J大Kを出しますが、頭上を飛び越えてしまい、ならばと裏着地からの投げを試みましたが、これもきっちりジャンプで拒否されてしまいます。
さすがの対応といったところ。
結局ジリ貧のまま1本目は四代目さんが取ります。

2ラウンド目。
基本的に様子見から入りますが、四代目さんの地上戦の技の振り方がうまく、なかなか思うような展開になりません。
それでも途中エアスラを空中ヒットさせてダウンを奪いましたが、またもやここでの起き攻めのネタがなくてジリ貧に。
体力リードされて気持ちが焦って飛び込んだところをきっちり対空され、四代目さんが勝利となりました。
起き攻めのネタを作らないとジリ貧すぎて厳しいので、ここは早急に対策をしたいところですね。

というわけで、自分たちのチームは準決勝で敗退となりました。

大会結果

大会優勝は下馬評通り「ファイヤーグランドエア波動」となりました。
おめでとうございます!

一方、自分たちのチームはベスト4という結果となりました。

総評

まずはKKYさん、森さん、カチューさんにお礼を言いたいです。
本当にありがとうございます!

今回は自分自身の成長が間違いなく感じられる大会となりました。
キャラの出し方もほとんどミスがなく、順当に勝ち進めたのではないかと思います。
ただ、結果論ではありますが、準決勝では現在最強の呼び声が高いプレイヤーのふじもんさんを早々に止めるために、自分が最初から同キャラ戦で出ていればまた違った結果になったのではないかという心残りはありますね。

ちなみに本人に後からこれを言ってみたところ、そうしていれば全然チャンスはあったと言っていました(笑)
うーん悔しい!
それでも本当に充実した大会ですごく楽しめました。

大会運営の方々、大会および野試合で対戦していただいたすべてのプレイヤーの方々、本当にありがとうございました!