1月14日のネェル・スターカップ2019の寝屋川ABC予選に参加してきました。
今回はその時の様子と結果を振り返って行きたいと思います!

ネェル・スターカップとは

ネェル・スターカップとは、有名プレイヤー「ザ☆スーパースター」氏が主催するスパ2Xの大会です。
特徴としては、1人2キャラまで登録できる個人戦で、3勝先取のダブルエリミネーション形式で行われます。
ダブルエリミネーションとは、全選手が最初Winnersでトーナメントを勝ち進み、1度負けてもLosersのトーナメントで再度チャンスが与えられて敗者復活を目指せる形式のことで、2回負けてしまうとそこで終了となります。
個人戦であり、かつ3勝先取のルールのため、本当に強い人が結果を残しやすいルールであると言えます。
まさに最強を決めるのにふさわしい大会となっているわけですね!

スターカップは過去に何度も開催されていたのですが、前回のスターカップ外伝から5年経過した今、再びあのスターカップが開かれるということで、当時まだ表に出ていなくて動画勢だった自分にとっては自分の実力を試すいい機会だと思い、参加を決意しました。

予選大会

2月23日の本戦に出場するには各地のゲームセンターで行われる予選大会を突破しなければなりません。
なお、前回のスターカップ外伝で上位の成績を収めた選手は推薦枠として本戦出場が決定しています。
また、上記の日程の他、当日予選枠も用意されています。
本戦出場できる選手はわずか16名のみと非常に狭き門となっています。

今回自分は全国で一番早い日程である1月14日の寝屋川ABCの予選に参加しました。
予選大会は各ゲームセンターごとに若干のルール差が認められているようですが、寝屋川ABC予選ではスターカップ本戦ルールに準拠する形で行われました。

トーナメント表

関西を代表するプレイヤーが集まりました。
自分は0回戦からのスタートでしかもいきなり初戦の試合に出ることになりました。

0回戦

0回戦は関西を代表する強豪本田使いであるくすもんどさんです。
しかし、キャラ相性的にはディージェイが圧倒的に有利であり、しかも3勝先取のルールということもあって自分にとっては負けられないところ。

1試合目。
開幕距離を離してエアスラモードにもっていき、これだけで本田側は相当苦しい展開になります。
エアスラの隙間を狙って頭突きを仕掛けるくすもんどさんですが、見てからのしゃがみ小Pやエアスラでこれを阻止。
しかしまだ体があったまっていないのか動きが固くなってしまい、その隙を突いてくすもんどさんが容赦なく攻め立てます。
画面端で大銀杏を絡めた連携で一気に勝負を決められ、1試合目はくすもんどさんが取ります。
やばいです(汗)

気を取り直して2試合目。
相変わらず動きの固さが目立ち、いいように本田に攻められる展開が続きます。
このときのくすもんどさんの攻めが非常に力強く、あっという間に1ラウンド落としてしまいます。
なんとか自分も踏ん張ろうと必死にエアスラを撃ちますが、要所でのくすもんどさんの仕掛けに対してやはり対応ミスを連発。
それでもなんとかリバサ投げによる切り返しに成功して辛くも自分が2試合目を取ります。
内容はともかくこの1勝は大きいです。

3試合目。
ようやく普段の動きを取り戻した感じで、エアスラモードから本田の仕掛けを対応していくスタイルで終始安定した立ち回りができてきます。
この試合中はほとんど本田に何もさせないままキャラ差を見せつけ、無難に3試合目も自分が取ります。

4試合目。
同じようにエアスラモードからの対応で本田に仕事をさせません。
それでもくすもんどさんも一瞬の隙を突く攻めで一矢報いようとしますが、なんとかその攻めを切り返すことに成功。
その後は終始安定した立ち回りで4試合目も自分が取って勝負あり。

結果1-3で自分が勝利となりました。
いやーくすもんどさんの大会の勝負強さが出た内容でしたね。
一発勝負のルールだったら完全に負けてました(汗)

1回戦

1回戦はケン使いのマツケンさんとの戦いとなります。
これまた相性的には自分のディージェイがかなり有利なのですが、マツケンさんはケンでディージェイ対策を徹底しており、自分もよく野試合でやられるぐらいディージェイ戦に定評のあるプレイヤーです。

1試合目。
マツケンさんの丁寧な立ち回りでなかなかリードを取ることができない展開。
1ラウンド目はいいところなく負けてしまいます。
しかし2ラウンド目ではマツケンさんの波動を読んで前飛びを通し、そこから一気に体力を奪うことに成功。
その勢いのままラウンドを取り返します。
3ラウンド目はエアスラモードで丁寧に立ち回り、体力リードを維持したまま守りのスタイルに移行。
こうなるとケン側はなかなかこじ開けることができず、無理やり前進して仕掛けるしかなくなります。
最後やや画面端で危ない展開になりますが、しっかりとリードを守りきり、1試合目は自分が取ります。

2試合目。
開幕いきなりマツケンさんの歩き膝つかみに意表をつかれ、そこから一気に体力を奪われる展開に。
なんとか応戦しようとしますが、すでにとられた大幅な体力リードを巻き返すことができずにマツケンさんがラウンドを取ります。
2ラウンド目はエアスラモードで安定した立ち回りができ、体力リードを維持して自分が取り返します。
3ラウンド目は同じように自分が優勢に立ち回れていたのですが、マツケンさんがここぞというタイミングでエアスラに対して前飛びからのコンボを決めて形勢逆転。
大幅にとられた体力リードでしたが自分も維持の粘りを見せ、お互い瀕死の状態から最後はスライディング先端ガード後からの勝負の前飛びを通し、なんとか2試合目も自分が取ります。
この勝ち方は精神的に本当に助かったという感じでした。

3試合目。
完全に理想の展開でケンに何もさせないまま画面端に追い詰める展開。
そのままリードを守り切って1ラウンド目は自分が取ります。
2ラウンド目はスライディングダウン後のめくりを毎回大昇竜暴れで空中ヒット1発で済ませていたのを見て、あえてJ中Kを出さずに大昇竜をからぶらせつつ後ろから歩いてスライディングでダウンを奪う戦法を取り入れます。
これがうまくハマって一気に体力リードを取り、守りモードに移行。
最後まで体力リードを維持して3試合目も見事勝利で終われました。

結果3-0で自分が勝利となりました。
マツケンさんのディージェイ戦のうまさが随所に出ていた内容でしたが、やはりキャラ差がもろに出てしまった感じでしたね。

2回戦

2回戦はチュンリー使いのえどさんとの戦いとなります。
今度はややキャラ相性的には不利かなという感じでしたが、チュンリー戦自体は結構やっている方なのでいつも通りの力が出せたら絶対勝てると信じて試合に臨みました。

1試合目。
基本的には両者撃ち合いで様子見しつついつ仕掛けるかという展開になりますが、1ラウンド目はお互いほぼ5分の状態から不用意に撃ったエアスラにしっかりと千烈脚を決め、えどさんが1ラウンド目を取ります。
2ラウンド目はチュンリーの前飛びの仕掛けに対してきちんとジャックで対空をとって有利に試合を進めていきます。
めくりからのコンボも決まり、2ラウンド目は自分が取り返します。
3ラウンド目は自分の前飛びによる仕掛けが功を奏し、そこから一気に体力を奪う展開に。
最後は攻めざるを得なくなったチュンリーにリバサ投げを決めて自分が勝ち、1試合目は自分がとります。

2試合目。
開幕から再び強気に飛びを仕掛けていき、うまくリードを取ります。
あとはチュンリーに攻めさせたところにカウンターを取る形で1ラウンド目は自分が取ります。
2ラウンド目も同じ展開で先にリードを取り、ダウンからのめくりコンボで一気に勝負を決め、2試合目も自分が取ります。

3試合目。
完全に流れをつかんだ状態でエアスラモードでチュンリーの飛びを誘い、ジャック対空からのめくりコンボであっという間に1ラウンド目を取ります。
しかし2ラウンド目に、気孔拳に対してかわそうと不用意に飛んだ垂直ジャンプに対して千烈脚がフルヒットしてしまい、嫌な負け方をしてしまいます。
3ラウンド目も大幅に体力リードを取る展開。
このまま勝負が決まるかと思った矢先、チュンリーのJ中Kに対して対空しようと中足を出したのですが間合いを読み間違えてしゃがみ食らいしてしまい、そこから千烈脚までつなげられて一気に体力0ドットの状態に。
結局これが致命傷となって勝負を決めきれず、3試合目はえどさんが取り返します。

4試合目。
1ラウンド目はエアスラを丁寧に撃って相手を動かし、優勢に試合を進めて自分が取ります。
2ラウンド目は相手の気孔拳を読んで強気に前飛びを仕掛け、これが連続でかみ合って一気に勝負あり。
4試合目は自分が取ります。

結果1-3で自分が勝利となりました。
えどさんのチュンリーは流れに乗せてしまうと一気にやられる怖さがあるのですが、今回はかなり自分の想定通りの試合展開になったのが勝利に結びついたという感じですね。

準決勝

準決勝はS本田使いの永田正月さんです。
初代スト2からプレイされているレジェンドプレイヤーで、レアキャラのS本田というキャラで今なお現役で活躍されている尊敬できるお方です。
実際自分が一番負けている本田じゃないかなと(汗)

1試合目。
エアスラモードがやはり厳しく、X本田と違って垂直J大Pの前後制御ができないのでさらに避けるのが厳しいです。
それでもここぞいうときに飛びを通してくる勝負強さはさすがで、完全に永田さんのペースに飲まれて1試合目は永田さんが取ります。
いやー本当に恐ろしい(汗)

2試合目。
必死にエアスラモードを維持しようとしますが、やはり心の弱さで引き気味なところを永田さんが的確に突いてあっさり1ラウンド目を取られてしまいます。
何度も危ない場面がありましたが、それでもなんとかエアスラモードを維持して耐え続け、かろうじて2試合目は自分が取り返しました。
しかし全然勝った気がせず相当プレッシャーを感じていました。

3試合目。
永田さんはX本田を出してきます。前述の垂直J大Pの制御がある分エアスラをかわしやすく、その分チャンスが増えるだろうと考えてのキャラ変更だと思われます。
しかし今度は一転して自分がペースを握り、終始エアスラモードを維持できたことで1、2ラウンド両方取り、3試合目は自分が取ります。

4試合目。
永田さんはメインキャラのS本田を再び出してきます。
先ほどのいい流れのままエアスラモードで倒しきりたい自分でしたが、ここでもやはり永田さんのS本田の特性をうまく使った飛びと張り手の連携に翻弄されえ辛い展開に。
これでもかというぐらい前飛びを通されてしまい、永田さんが4試合目を取り返します。
自分はこのときひよった動きをしてしまって冷静さを失っています(汗)

運命の5試合目。
開幕からどんどん永田さんに攻め寄られ、おもしろいように攻撃がヒットしてピヨらせてしまいます。
そのままの勢いで永田さんが1本取ります。
ここで今までのことはすべて忘れて、もう一度最初からやり直す意気込みで自分の読みを信じてエアスラと待ちを意識し、それが結果的に永田さんの流れを断ち切ることにつながります。
2ラウンド目と3ラウンド目はいつもの動きができた感じで、5試合目はなんとか自分が勝ちました。

結果2-3で自分が勝利となりました。
永田さんの勝負強さは本当に脅威で、途中完全に自分を見失うぐらいやられていたのですが、土壇場でいつもの自分の動きを取り戻せたことでなんとか辛勝したという感じでした。

決勝戦

ついに決勝戦まで来ました!
相手はダルシム使いのKKYさんです。
自分は今回の予選でなんとなくですがダルシムに当たる予感があって、そのために対ダルシム特化としてホークを2キャラ目としてエントリーしました。
ディージェイはダルシムに相性が悪く、普段のKKYさんとの野試合で負け越しているのですが、一方Sホークに対してはやや対策不足感があり、結構押し切って勝てることが多かったので、何の迷いもなく3体ともSホークで行こうと決めて試合に臨みました。

1試合目。
うまく要所でダルシムの技をつぶす形でホークの技を当ててプレッシャーをかけていきます。
KKYさんも必死に応戦しながら対空インフェルノで迎撃するなど、そう簡単には上を通さない感じですが、自分のプレッシャーのかけ方がうまく機能して、ダルシムが不用意に動いたところを的確にとがめてダウンを奪います。
1本ずつ取ってからの3ラウンド目。
高打点ドリルに対してトマホークを決めてダウンを奪い、ピヨりまで持って行きます。
あとは落ち着いて冷静にコンボを決めれば勝ちという場面でしたが、ここで痛恨のコンボミス。
結局これがあだとなって1試合目はKKYさんが取ります。
このときのやってしまった感は本当にやばかったです・・・

2試合目。
KKYさんの対応をなかなか崩すことができずに辛い展開が続きます。
ダウンを奪えないとはじまらない組み合わせなので、焦りから強引に攻め込もうとしますが、やはりなかなか崩し切れずにそのままKKYさんが2試合目も取ります。

あとがなくなった3試合目。
開き直って上からの強引な押しつけで無理やり攻めていきますが、ややボディープレスに頼ってしまったせいでスライディングで対応されます。
ただここはJ大P(三角)との択になっているので、少し三角を多めにしてボディーも混ぜることで対処。
KKYさんに考える隙を与えずに果敢に三角とボディーを織り交ぜてプレッシャーを与え続けることでついにこの試合で初めて1勝をもぎ取ります。
反撃の狼煙が立ちました。

4試合目。
少しずつ攻撃がかみ合い始め、ダウンを奪うトマホークが機能し始めます。
インフェルノもバックジャンプでかわしてからのコンドルでカウンター。
タイフーンハメの精度に難があるもののこの試合も押し切ることに成功し、お互い2勝となりました。

最終5試合目。
果敢に上から攻めていき確実にKKYさんにプレッシャーを与えていきます。
一度でもひっかけてダウンを奪えれば仕留め切れるポテンシャルがあるのでしつこく攻めていきました。
これが功を奏して1ラウンド目を逆転勝利し、続く2ラウンド目も体力リードであと一発という場面。
最後はヨガファイヤーを連続で撃って対応モードにしようとしたKKYさんの行動を読み切り、3発目のファイヤーをコンドルでおしおきして決着となりました。

結果2-3で自分が勝利となりました。
1試合目を自分のコンボミスで落としてしまったことがかなり響きましたが、それでもKKYさんの対策不足を突いて最後まで自分を信じて攻め切れたことが今回の勝利に結びついた感じですね。

予選大会結果

寝屋川ABC予選を制したのは自分ことハジでした!
これで2月23日のスターカップ本戦への切符を手にしたことになります。
しかも今回一番最初の予選を勝ち抜けたということで、あとは本戦に向けてじっくりと調整できそうですね。
本戦もがんばりますのでよろしくお願いいたします!