2018年12月にスト2の全国大会FOXが開催され、自分も参加してきました!
自身2回目となる全国大会参加となったわけですが、結果はなんと・・・

ベスト4

という好成績を収めることができました。
今回はFOX 2018の2回戦~ブロック決勝までを振り返って行きたいと思います。

なお、その1の記事についてはこちらからどうぞ。

大会動画

2回戦(動画2:50:57~)

2回戦の相手チームは「ヒデとアッコにおまかせ!」

ゆうづる(ディージェイ)/アッコ(バルログ)/ヒデ(チュンリー)/シュウ(ケン)

というチーム構成ですが、関東で数少ないディージェイ使いとして古くからプレイされているゆうづるさんをはじめ、関東で非常に勢いのある若手プレイヤーを集めたすばらしいチームです。

自分たちの作戦として、相手のどのキャラクターに対しても戦えるキャラで、なおかつ先鋒で勢いをつけて有利に進められそうな人ということで、全員一致のもとカチューさんが先鋒で出ることになりました。

カチュー(バルログ)vs アッコ(バルログ)

考えていることはみんな同じというか、なんと相手も先鋒にバルログを出し、バルログ同キャラ戦となりました(笑)
カチューさんといえば古くからプレイされている関西の貴重なバルログ使いで、バルログ同キャラ戦の読み合いの部分でおそらく若手のアッコさんより分があるのではないかとこのとき予想していました。

1ラウンド目。
開幕いきなりの裏択のスカイハイクローがヒットしてペースを握り、ツメ早出しなども駆使して終始優位に上から攻めたてて一気に勝負を決めます。

2ラウンド目。
しつこく裏択のスカイハイクローでまたしてもペースを握り、途中攻めの流れが途切れつつも勢いのままひたすら上から怒涛の攻めを展開し、見事にカチューさんが先鋒戦を制します。

いつもどおり動けていて調子がよさそうだなと、自分の中でかなり安心して見ていられましたね。

カチュー(バルログ)vs シュウ(ケン)

相手チームの2人目はケン。

バルログ vs ケンの組み合わせは一般的にバルログ側が有利とされていますが、ケンが昇竜などで一度ダウンを奪うとそこから起き攻めで膝ループをはじめとした択を仕掛けられるなど、ケンの爆発力が非常に怖い組み合わせであり油断は全くできないです。

1ラウンド目。
スライディングの先端当てがケンの波動拳に相打ち以上が取れてダメージ勝ちできるということで、開幕から積極的にスライディングを仕掛けていきます。
しかしシュウさんも我慢強く攻める隙をうかがっていて、大足でダウンを取ります。
動画の映像の乱れで途中の展開の詳細が分かりませんが、ケンの怒涛の攻めに対して渾身のテラー切り返しで攻めを継続させず、体力をほぼ5分の状態に持っていきます。
画面端の相手にカチューさん独特の相手側ジャンプバルセロナが意表をついた形となり、1ラウンド目を辛くも勝利します。
自分はこのとき少し心の中でにやけていました。
そこ行くの!?って(笑)でも勝てばよしです!

2ラウンド目。
先ほどのラウンドで我慢強くかたまっているシュウさんを見て、今度は強気に前歩き投げを通していきます。
ここらへんはよく相手を分析しているなと自分の中で安心感はさらに強まりました。
しかしワンパターンとなったバルセロナを大昇竜で落とされ、ケンの攻めが始まります。
体力をリードされましたが、切り替えしの投げダウンからリスクはありますが密着の中足>中足>中爪の目押し3ヒットコンボがヒット。
ピヨリーチなのでたまらずバックジャンプしたケンに対してさらに前ジャンプ中Pをヒットさせます!
これを見た時にすごく冷静に攻めているなと思いました。
残念ながらこれでピヨリまでいかずに2ラウンド目は落としてしまいましたが、カチューさんが本当に冷静に動けているなと感じました。

3ラウンド目。
やはりスライディングで安全に攻めつつ、昇竜のすかりにきっちり中足>中爪の2ヒットを決めます。
目押し精度も非常に高いです。
画面端に追い詰めて体力を半分まで減らして有利な状況。
決して無理な攻めは行わず冷静に相手の様子をうかがっています。
途中シュウさんもなんとか切り替えしでジャンプ攻撃などをうまくヒットさせますが、攻めきることはできずにカチューさんがリードを守り切って勝利となりました。

いやー本当にカチューさんが強かったですね!

カチュー(バルログ) vs ゆうづる(ディージェイ)

バルログ vs ディージェイの組み合わせはややバルログ有利と言われつつも、ディージェイがバルセロナに対して様々な対処法をもっていて、一度ダウンを取った時の起き攻めのリターンなどもあって、ディージェイ側も全然戦える組み合わせとなっています。

ただ、カチューさんは自分とよくこの組み合わせで練習しているので、それをきちんと出せば全然大丈夫だろうと見守っていました。

1ラウンド目。
うまくバルセロナで起点を作り、スパコンも決めて圧倒的に有利な状況に。
終盤のローリング削りは個人的にいらなかったと思いますが(笑)、まぁプレッシャーがかかっているとなかなかそれにディージェイ側もカウンターを合わせるのが難しいもので、伸び伸びとプレイしているカチューさんが見事勝利します。

2ラウンド目。
甘く出したバルセロナをジャックで切られ、めくりからのマシンガンコンボで2ラウンド目はゆうづるさんが取ります。
やはりこれがあるからディージェイ戦は怖いです。

3ラウンド目。
地上からどんどんプレッシャーを与えていき、あっという間にピヨらせます!
その勢いのまま常に前進して攻め切り、一瞬でカチューさんが勝利しました。

もう好きにやってくださいよとチームメイト全員が余裕の表情に(笑)

カチュー(バルログ)vs ヒデ(チュンリー)

相手チーム最後の4人目はチュンリー。

バルログ vs チュンリーはバルログ側が有利とされていますが、チュンリーの豊富なジャンプ攻撃、背中蹴りや投げの連携などもあり、チュンリー側も戦える組み合わせだと個人的に感じています。

1ラウンド目。
ひたすらバルセロナで上から優位に攻めて体力を一気に奪っていきますが、ヒデさんも負けじと垂直J大Kでバルセロナにカウンターを決めダウンを奪います。
背中蹴りからの起き攻めで一気に体力を奪ってお互い瀕死でほぼ5分の状態に。
おもむろに前飛びしたチュンリーに対して対空のしゃがみ大爪を合わせましたが、ヒデさんは踏みつけを選択していたので対空をつぶされ、バルログの体力が0ドットに。
百烈キックのバリヤーで動きを止めようと試みましたが、なんと強気に出したスライディングが運よく百烈キックを止めたところにヒット、そこからのバルセロナでなんとかカチューさんが1本取ります。
百烈キックを止めていなければスライディングが逆につぶされていたはずなので、ここは本当に運がよかったですね!

2ラウンド目。
同じように上からバルセロナで攻めて有利を取ろうとしますが、ヒデさんも今度は冷静に画面端でバルセロナを対処していきます。
逆にバルログが画面端を背負う形となってしまい、そこからのチュンリーの攻めでヒデさんが2ラウンド目を取り返します。

3ラウンド目。
やはり上からバルセロナで攻めようと様子をうかがっていたところに、裏択のスカイハイクローがヒットします。
その後バルセロナを落とされるものの、ここぞいうときにテラー暴れが機能して優位に立ちます。
結局その勢いのままバルログが攻め、最後はよくわからないスピバ投げも披露して(笑)カチューさんが見事勝利しました。

いやーカチューさんが強すぎた!
伸び伸びと自分のプレイができているようで、本当に安心して見てられましたね!

ブロック決勝(動画3:48:38~)

ブロック決勝の相手チームは「西船橋シーパラダイス」

ピロシ(本田)/ストマックもみお(ザンギエフ)/文鎮(フェイロン)/ぺるお(バイソン)

というチーム構成ですが、癖のあるキャラクターで構成されており、そのキャラクターも大会一発勝負で何かを起こせるようなパワーを持っています。特に個人的には関東の強豪ザンギエフ使いのもみおさんが怖いなと感じていました。

このブロック決勝で勝てば決勝トーナメント進出となるので、なんとしてでも勝ちたいところです!

森(リュウ) vs ぺるお(バイソン)

リュウ vs バイソンは、バイソンが波動拳をヘッドで抜けつつゲージをためながら盤石の状態で攻めやすいのでバイソン有利と言われていますが、リュウ側がファイヤー波動や昇竜拳などで一度ダウンを奪えば、表裏の判別が非常に困難な飛びからの起き攻めを仕掛けることができるため、リュウ側にも十分チャンスがある組み合わせです。

1ラウンド目。
波動はやはりヘッドで抜けられてゲージをためられてしまいますが、うまく技を当ててリュウ側が序盤リードを取ります。
真空波動がたまってバイソンの突進を見てから真空を合わせようとするも、バイソンの突進の早さに反応できず逆にグランドが貫通。
プレッシャーから真空も吐き出してしまい、バイソンが完全に優位に立って1ラウンド目はぺるおさんが取ります。

2ラウンド目。
やはり序盤はうまくファイヤー波動でダウンを取りながら攻めていきます。
今回は勢いのまま最後まで押しきり、2ランド目はあっさりと森さんが取り返します。

3ラウンド目。
今度はお互い膠着状態の展開に。
早々に真空波動を撃ちガードされますが、うまく必殺技でゲージをためて再び真空波動をチャージ。
途中起き攻めの空中竜巻に対して、バイソンが振り向きクレイジーを出して手痛いカウンターをもらってしまいますが、ドンピシャの2回目の真空波動が見事にヒット!
結果森さんが勝利となります。

不利な組み合わせをきちんと勝ってくれたのは大きかったです。

森(リュウ)vs 文鎮(フェイロン)

1回戦でもあったこの組み合わせ。
文鎮さんはコエモンさんの弟子ということで、コエモンさんの攻略はしっかりと伝えられていると思われます。

1ラウンド目。
文鎮さんの怒涛なまでの横押しのプレッシャーに完全に委縮してしまい、弾をほとんど撃たないままあっさりと文鎮さんが先取します。

2ラウンド目。
画面端で弾を撃ちつつ烈火拳を読んで垂直ジャンプしたところに、ドンピシャの烈空脚がヒットしてしまいます。
怒涛の攻めはその後も続きましたが、なんとかリュウ側がそれを切り返す形で真空波動をヒットさせ、2ラウンド目は森さんが取り返します。

3ラウンド目。
やはり文鎮さんがどんどん横押しの攻めを展開し、リュウ側が後手に回る展開に。
画面端まで追い詰められ、暴れた通常技に熾炎脚をヒットさせて有利な状況を作ります。
最後はプレッシャーで出してしまった真空波動を完全に読みきり、前ジャンプでかわしてからの投げで文鎮さんの勝利となりました。

やっぱり関西のフェイロン対策不足が出てしまった感じですかね・・・

カチュー(バルログ)vs 文鎮(フェイロン)

相手チームに本田がいたので、それを確実に倒すためのカードを残すために自分のディージェイではなくカチューさんのバルログを先に出しました。

バルログ vs フェイロンは、バルログ側が無駄なバルセロナを使わずに徹底できればフェイロンが相当厳しい組み合わせと言われていますが、一度フェイロンに捕まってしまうとK投げ(受け身)からの見えない表裏の2択を仕掛けられて即死するという恐ろしい要素もあります。

1ラウンド目。
やはり対策不足ということもあり、フェイロンにいいように引っ掛けられ、そのまま攻めを継続されてしまいます。
最後はリバサテラーも失敗してしまい、あっさりと1ラウンド目は文鎮さんが取ります。

2ラウンド目。
文鎮さんの熾炎脚の使いどころが非常にうまく、バルログの暴れた中爪にしっかりヒットさせていきます。
しかしカチューさんも冷静に相手の出方を見ながら、甘い烈空脚にテラーで反撃を入れます。
それでも文鎮さんの横押しのプレッシャーのかけ方がうまく、またしても暴れた中爪に熾炎脚がヒット。
でもカチューさんも負けじとテラーで切り返す。
一進一退の攻防が続くも、カチューさんが起き攻めに放ったバルセロナをガードされて自ら画面端を再び背負う形に。
最後は烈空脚をガードさせてからの暴れ読みの烈火真拳が見事ヒットし、文鎮さんが勝利しました。

本当に文鎮さんの思い切りの良さが出たすばらしい勝利だったと思います。

ハジ(ディージェイ)vs 文鎮(フェイロン)

ここは確実に自分がおさえないといけないところです。

1ラウンド目。
烈空脚をガード後投げ返しを入れてしまったところにもれた通常技を狙われ、1回戦のコエモンさんの時と同じように立大P>烈火拳のコンボをもらってしまいます。
それでも同じように引き気味にエアスラを撃って寄せ付けないようにし、体力を逆転。
最後は立ちポーズを見てジャックがたまってないと踏んで飛んできたところをバックジャンプ大Kで迎撃し、1本目は自分が取ります。

2ラウンド目。
スライディングの発生に烈火拳がヒットしてしまいます。
その後の起き攻めのジャンプ攻撃をガード後、再度投げ返しを入れたところをまたしても狙われ、立大P>烈火拳のコンボを決められて瀕死状態に。
それでも中足で烈火拳に対してダウンを奪い、めくりに対して暴れた熾炎脚は見てから着地硬直に小Pマシンガンを落ち着いて決めます。
再度めくりに行き、今度はそれがヒットしてそのままピヨり、自分が勝利となりました。

結局中足を1回もらっただけで死亡までいってしまっただけに、フェイロンの厳しさが本当によくあらわれた試合内容だったかと思います。

ハジ(ディージェイ)vs ストマックもみお(ザンギエフ)

ディージェイvs ザンギエフは個人的には若干ディージェイが有利かなという印象ですが、ザンギエフ側に非常に高い技術が求められる反面、それらをマスターできればかなりザンギエフ側にチャンスがあるという非常におもしろい組み合わせだと思います。

基本的にエアスラを撃ちつつダブラリを誘い、甘く出したダブラリをスライディングで切るという展開がを目指しますが、スライディングを空振ってしまうと大足を刺し返されてそこからループ性のある手痛い起き攻めが待っています。
また、要所で奇襲としてザンギが飛び込んできたところには中足やスライディング対空でダウンを奪えれば一番理想であり、近い間合いでは立中Pや立大Pのアッパーも対空として機能します。

ちなみにもみおさんとはこれまでに何度も対戦しており、関東のザンギエフで最もディージェイ戦に慣れていると言っても過言じゃないので、自分もこの試合はかなり気合が入りました。

1ラウンド目。
意表を突いたザンギの飛び込みに対して中足対空を試みますが、間合い調整が甘く空振ってしまったところをスクリューで吸われてしまいます。
さすがの対策といったところです。
しかし、起き攻めで遠大Kすかし>スクリューを決めようとしたところに裏択の小ソバットが入ってダウンを奪い返します。
その後はザンギエフに対して非常に有効なJ大Kめくりからのマシンガンコンボがヒットし、そのまま自分が先取します。

2ラウンド目。
エアスラを軸にスライディング、対空、遠大Kを駆使し、ディージェイにとってかなり理想の展開が続きます。
しかし、もみおさんの渾身のダブラリがエアスラを抜けつつヒット。
そこから怒涛の起き攻めで一気に逆転されてもみおさんが2ラウンド目を取り返します。
これがあるからザンギエフは怖い・・・

3ラウンド目。
基本的には同じようにエアスラを軸にザンギの各行動に対応していきます。
しかし、またもやもみおさんのダブラリがエアスラを抜けてカウンターヒット。
ただ、起き攻めの飛び込みに対して出したスパコン暴れが運よくクリーンヒットして窮地を逃れます。
結局これが決定打となって、自分が勝利となりました。

いやーもみおさんの勝負強さはやはり本物だった(汗)

ハジ(ディージェイ)vs ピロシ(本田)

ディージェイ vs 本田は圧倒的にディージェイが有利な組み合わせで、発生の早いエアスラを撃つだけで本田側は避けるのが困難な上、不用意に飛び込んでも中足およびスライディング対空が機能してしまうため、ディージェイが前後に間合い調整しながら非常に有利に試合運びができる組み合わせとなっています。

1ラウンド目。
開幕頭突きをもらってしまって面喰いましたが、なんとか小ソバットで切り返しに成功。
そこからはいつものエアスラモードで盤石に立ち回り、自分が先取します。

2ラウンド目。
画面端のディージェイに対して本田が飛び込んだところに中ジャックを出しましたが、本田がジャンプ攻撃を出さなかったので食らい判定が小さい状態で空振りを誘われ、手痛い反撃をもらってしまいます。
そのままピヨらされて瀕死の状態になり、本田の鬼無双もあるのでへたにエアスラも撃てない状況です。
ただ、本田側が鬼無双を確定でないタイミングで出してくれ、ワンチャンあると思ったのですが、それに対しての反撃をミスしてしまい、結局2ラウンド目はピロシさんに取られてしまいます。

3ラウンド目。
エアスラモードで盤石な展開が終始続きます。
最後本田の飛び込みに対してスライディング対空を空振ってしまって正直ひやりとしましたが、咄嗟に入れた投げで何とかごまかせてそのまま自分の勝利となりました。

怪しい部分も所々あったものの、無事キャラ差をきちんと出して勝利できてよかったです。

というわけでブロックをWinnersで抜け、これで決勝トーナメント進出となりました。
最終回のその3では、FOX 2018の決勝トーナメントを振り返って行きたいと思います!

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