eスポーツ格ゲー講座の第5回目。

本講座では現在非常に注目度の高いeスポーツジャンルである格ゲーについて、全くプレイしたことがない初心者の方でも無理なく上達できるよう知識やノウハウをお伝えするものとなっております。
もしかしたらこれを見ると本当にプロゲーマーになれてしまうかも!?(笑)
というのは半分冗談で書いていますが、半分は本気というかそれぐらい真剣に充実した内容をお伝えできればと思っておりますので、みなさまよろしくお願いいたします!

さて、これまでの講座で格ゲーにおける基本操作はほぼすべて網羅しました。
第5回目の講座では、いよいよCPU戦による実戦的なプレイについて解説していきます!

なお、前回のeスポーツ格ゲー講座の記事はこちらからどうぞ。

CPU戦とは

CPU戦とは格闘ゲームにおける1人用モードに当たるもので、コンピューター(CPU)によって動きをプログラミングされたキャラクターと対戦する形式です。
CPU戦をプレイするメリットとデメリットは下記のとおりです。

CPU戦のメリット

相手が実際に動き、それに対応する形でプレイができるため、格ゲーにおける実戦的な動きが学べます。
何もしてこない相手には落ち着いて出せていた技やコンボも、相手が動いてくる状況下ではなかなか思うように出せないことが多々あります。
実戦の中でも正確に技やコンボを決められるようになれば、対人戦においてもスムーズにプレイすることが可能となり、上達も早くなりやすいです。

CPU戦のデメリット

ある一定の行動パターン(アルゴリズム)にしたがって動いているため、その行動パターンの穴を突けばCPU戦のクリアが非常に容易になります。
しかし、いわゆるハメと呼ばれるプログラミングの隙を突くプレイによって得られる知識や経験の中には対人戦においては通用しないものがあり、CPU戦をクリアできることが対人戦で強くなれることと直接的には結び付かないことも多いです。

このように、CPU戦は実戦的な動きを身につけられる反面、CPU戦によって変な癖が身について対人戦に支障が出る恐れもあるため、あくまでCPU戦の目的は、

動く相手に対応するための実戦的な基本技術を身につける

という点を意識し、対人戦に向けての準備段階であることを頭の中に入れましょう。

対人戦を見据えたCPU戦の攻略

CPU戦でも対人戦でも、格ゲーにおける基礎力ともいうべき技術には共通な部分が多いです。
どんな格ゲーをプレイするかによって求められる動きは結構違いますが、個人的には大体下記の要素をおさえておけばCPU戦で得た経験を対人戦にも活かすことができるかと思っています。

対空の意識

2D格ゲーでもっとも攻めの起点にしやすい行動が前ジャンプ攻撃です。
地上技のリーチには限界がありますが、前ジャンプをすると大幅に距離を縮めながら攻めることができるため、ジャンプに対してしっかり対空を出せないと防戦一方になりやすいわけです。
対空には様々な種類があり、通常技対空(アッパーなど)や無敵対空(必殺技)、他にも空対空(ジャンプ攻撃で空中にいる相手を迎撃)があります。
自分の使っているキャラクターで信頼できる対空技をまずは把握し、CPU戦においてしっかりと出せるようになれば対人戦でも簡単に負けることはなくなるかと思います。

地上戦の意識

地上戦も非常に重要な要素となります。
基本的にはリーチが長い技や隙が小さい技が優秀で、キャラクターごとに使いやすい強力な通常技がいくつかあります。
相手が歩いて自分に近づいてきた時にしっかりと追い返したり、自分から歩いていって通常技を当てに行くなど、地上戦で出す技の選択をきちんとできるようになれば、攻防を兼ね備えたどっしりした立ち回りが身につきます。

コンボの選択

前ジャンプから攻める際や相手が大きな隙を見せた時にまとまったダメージを取れるように、場面に応じて的確なコンボを選択できるようにしたいです。
動き回る相手にまずは飛び込みからのコンボをうまく狙ってみましょう。
いきなり適当に飛び込むと結構CPUも対空を出したりして返してくると思います。
その場合、安全に飛び込むために一度ダウンを奪ってから飛び込んだり、相手の飛び道具を読んで(CPUパターンの癖を突いてもいいです)飛び込むなど、少し工夫しながら攻めてみるようにしてください。
そして、ジャンプ攻撃がヒット、ガード問わず当たったらしっかりと地上技につないでコンボにしてみてください。
また、相手が対空などの必殺技をからぶるなどして大きな隙を見せた際には、最初は通常技単発のカウンターでも構いませんが、できるかぎり地上からのコンボでまとまったダメージが取れるように練習しましょう。

以上、3点を挙げさせていただきましたが、どの格ゲーをプレイするにしてもこれらを意識しておけば、対人戦にもスムーズに移行できるのではないかと思います。

実演動画

(現在準備中)

自分のプレイしているスト2というゲームは対空が非常に強力であり、不用意にジャンプで攻めると簡単に返されてしまいます。
まずは地上技で飛び道具や通常技で牽制し、飛び込んできた相手を対空技で迎撃することが基本の動きとなります。
また、ダウンを奪った後の飛び込みの際や相手が大きな隙を見せた時は、しっかりと落ち着いてコンボを決めるよう意識しています。

総評

今回は格ゲーの実戦的な動きを身につけるためのCPU戦について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
CPU戦は動く相手をいかに倒すかということを意識する上で非常に有効なモードですので、何度も繰り返し練習してぜひクリアを目指してみてください。
なお、質問等は随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ!

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