格闘ゲームを快適にプレイするための専用コントローラー、通称アケコン。

現在さまざまな商品が発売されており、当ブログでもおすすめアケコンを紹介させていただいております。

また、買ってそのままのアケコンでももちろん問題はないのですが、レバーやボタンを好みのものに換装したり、PS4をはじめとしたさまざまな機種にマルチで対応させるための基板を組み込んだりする等、こだわりを持ってカスタマイズしているプレイヤーも多く存在し、当ブログでは現在もカスタマイズの依頼を受け付けております。

さて、上の記事で紹介したスペシャルアケコンを実際に使用してみて、非常に快適ですばらしいのですが一点どうしても無視できない問題点がありました。

それは、ボタン入力の際に押しているボタンに隣接する近くのボタンも同時に反応することがあるということです。

何度か試した結果、毎回ではないのですが一定以上の強い衝撃でボタンを押した際に暴発が起こることが判明。

長年愛用していた別のアケコンであるRAP2も三和製の静音ボタンに換装済みで、こちらの方では一度もこういった現象は起こらなかっただけに気になりますよね・・・

ちなみに今回のようなボタン暴発が起こってしまうと、本来大攻撃を出そうと押しているのに中攻撃も同時に反応してしまい、優先順位の仕様で中攻撃が暴発してしまったり、特定のボタンを同時押しすることで特殊なアクションが出せるゲームではそれが意図しないタイミングで暴発してしまう等、対戦結果に大きく響いてしまう可能性があります。

三和製のボタンを長く愛用していた自分でしたがさすがにこのままではまずいと思い、この度話題となっている最新ボタン「GamerFinger」を導入してみることにしました。

最新ボタン「GamerFinger」とは

 

台湾製の新しいタイプのボタンで、三和・セイミツ・ホリ製の押し込みボタンとは構造が異なり、ゲーミングキーボードに使われているCherry MXのメカニカルキースイッチを搭載しています。

メカニカルキースイッチにはさまざまな種類が存在し、それによって押し心地や静音性が変わってくるのですが、GamerFingerには標準で「銀軸」と呼ばれる静音タイプのスイッチが搭載されており、高速入力向けの軸でキー反応速度とキーが浅めになっているという特徴があるので、格ゲーをプレイする上でレスポンスの向上が見込めるというわけです。

なお、ボタン内部の軸は他のタイプのものに自由に交換可能で、ストロークや押し心地、静音性能を自分好みに変えることができるようになっています。

ちなみにカバー部分とボタン部分はたくさんの色のバリエーションがあるので、自分のアケコンに合った色を選ぶといいですね!

購入できる場所:千石電商

GamerFingerは電子部品やその関連商品などの販売を行っている千石電商さんで購入が可能です。

東京に秋葉原本店秋葉原2号店ラジオデパート店の3つがある他、大阪にも大阪日本橋店があります。

自分は大阪住まいなので、大阪日本橋店さんにお邪魔いたしました。

店内のボタン売り場のコーナーを訪れるとさっそくGamerFingerのボタンが陳列されていたのですが、そこに各ボタンの押し心地を体験できる展示コーナーが設けられていて、非常に細かい気配りがされていました。

ちょっと気取った格闘ゲーマーらしくそれぞれのボタンをピアノ押し(笑)

確かに押し心地はきちんとわかるレベルで異なっていましたが、標準で搭載されている銀軸で特に問題はないかなという感じだったので、GamerFingerを計8個持ってレジへ。

「8個で5840円になりますー」

え、めっちゃ高い!?

そうなんです。このGamerFinger、新しいタイプの高性能ボタンであるがゆえに単価が非常に高く、1個当たり730円もしちゃうんですね(汗)

ちなみに普通の三和ボタンなら1個189円、静音ボタンでも336円なので、それと比べるとどうしても割高感は否めないですね。

でも以前から何かと話には聞いていて興味があったのと、そもそも三和の静音ボタンで暴発がよく起こってしまう現象をどうにかしたかったので、満を持して8個購入しました!

なお、近くに千石電商さんがない方向けに通販でも購入可能ですので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか!

GamerFinger換装後にテストプレイ

三和の静音ボタンから無事GamerFingerに換装できました。

ちなみに、買ってそのままのGamerFingerはボタン表面に漢字がプリントアウトされたシールが貼りつけられているのですが、見栄えがあまりよくないのですべて剥がしました(笑)

さて、実際にテストプレイをしてみると・・・

何度強くボタンをたたいても暴発が一切ありません!

本来当然と言えば当然なんですけど、高いボタンを買った甲斐はあったということですねー

あと、ボタンの押し心地としては確かに三和製の静音ボタンと比べてストロークが短くて軽いタッチで押せますね。

ただ、三和の静音ボタン同様やっぱり通常のボタンと比べて押し心地はヌメっとしているので、静音ボタンに慣れていない人は最初は戸惑うかもしれません。

でも銀軸特有の感覚は十分メリットとして感じられるので、たぶん少しプレイしていればすぐに慣れるかと思います!

今後はボタン暴発によるストレスをためずに思う存分プレイできるぞー!

総評

今回は最新ボタンである「GamerFinger」について紹介させていただきました。

従来のボタンとは異なり銀軸と呼ばれるメカニカルキースイッチを搭載したものとなっており、キーが浅めで軽いタッチで押せるので高速入力が問われる格ゲーにかなり合っていると感じましたし、静音タイプなのでボタンを押した音はかなり静かです。

1個当たり730円と少々お高くなっていますが、独特の押し心地によるメリットはかなり出てくるのではないかと思います。

また、プレイするゲームによってはアケコンのボタン全てを換装しなくても必要個数だけで事足りるので、使うボタンだけ換装するというのもぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます!