2018年12月にスト2の全国大会FOXが開催され、自分も参加してきました!
自身2回目となる全国大会参加となったわけですが、結果はなんと・・・

ベスト4

という好成績を収めることができました。
今回はFOX 2018のチーム決め~大会1回戦までを振り返って行きたいと思います。

チーム決め

今回の大会は4人チームでの団体戦だったのですが、さらにキャラ縛りのルールがありました。
チーム構成が、旧キャラ(初代スト2)から2体/四天王(ダッシュ以降のボスキャラ)1体/新キャラ(スーパーから追加のキャラ)1体の4人になるようにX/Sの全32キャラから1人1キャラ選んでエントリーするというものです。
自分の使うディージェイというキャラは新キャラに入り、かつその中で最も強いキャラとされているため、今回のルールでは非常に歓迎されやすいです(笑)

はじめにお誘いを頂いたのはダルシム使いのレジェンドプレイヤーKKYさんでした。
地元のゲーセンの大会にKKYさんが来てくださって、大会後にFOXの話になりまして、自分のディージェイをぜひおさえておきたいというお声がかかりました。
自分自身もKKYさんにはスト2のいわゆる表の実機の世界ですごくお世話になっていましたし、大会で一度ダルシムと組んでみたいという思いもありましたので、こちらこそぜひよろしくお願いいたしますと二つ返事でOKを出させていただきました。

その後、前回のX-ESTのチームメンバーであり自分が表の世界でプレイするきっかけとなった森さんから同様にFOXのお誘いを受け、もちろんこれも承諾させていただきました。

森さんのチームのコンセプトが、関西の今頑張っている若手プレイヤーでチームを組んで本気で優勝を目指すということで、その優勝に大きな価値があるという思いには自分もかなり賛同できる部分がありました。
となると残り1人のメンバーは、最近現役プレイヤーとして復帰し日々練習に明け暮れているバルログ使いのカチューさんがいいのではないかという話になりました。
ただし、今回はキャラ縛りのルールで森さんのバイソンとカチューさんのバルログは同時に組めないことになっているので、森さんが長年使っているリュウで参加することとなり、

チーム名「めくり晩餐会2」
森(リュウ)/KKY(ダルシム)/カチュー(バルログ)/ハジ(ディージェイ)

というチームでエントリーすることになりました。

大会動画

1回戦(動画1:09:46~)

1回戦の相手チームは「声がでかい」

ジャイ(ダルシム)/白(リュウ)/泰羅(ベガ)/コエモン(フェイロン)

というチーム構成ですが、ジャイさん、白さん、泰羅さんの3人はいわゆるスト2レジェンドプレイヤーで古くから最前線でスト2をプレイされてきた超強豪プレイヤーですし、コエモンさんは若手プレイヤーの中で今非常に勢いがあり最強フェイロン使いの呼び声が高い実力派プレイヤーです。

1回戦からいきなりやばいチームと当たってしまったわけですね(汗)

コエモン(フェイロン)vs 森(リュウ)

先鋒戦はフェイロン vs リュウとなりました。

この組み合わせはリュウ側がきちんと攻略してしっかりと波動を撃つことができれば、やはりキャラ差が出てリュウ側が有利と言われていますが、残念ながら関西にはフェイロン使いがほとんどおらず対策不足感が否めません。
対してコエモンさんは独自の研究を重ねて関東で名だたるリュウプレイヤーを倒してきていることもあり、やってやろう感がものすごく強かったはずです。

1ラウンド目。
しっかりと波動を撃ち終始相手を寄せ付けずに森さんが先取します。

2ラウンド目。
これまでの弾撃ちの癖を読んだコエモンさんがJ大P>烈火拳で大ダメージを与えます。
この勢いのまま押し切ることに成功し、2ラウンド目はコエモンさんが取り返します。

3ラウンド目。
嫌な流れを引きずらないよう森さんが再度波動で押しきろうと試みますが、やや単調になってしまった弾撃ちをピンポイントで飛びこまれ、コエモンさんが烈火5段コンボで一気に体力を7割減らします。
これが致命傷となってコエモンさんが先鋒戦をとります。

コエモン(フェイロン) vs ハジ(ディージェイ)

2人目としてぶつけたのは自分のディージェイ。

ディージェイ vs フェイロンの組み合わせはディージェイが圧倒的に有利とされ、フェイロンの突進力を無に帰す中足と隙が少なく発生の早い飛び道具であるエアスラを駆使するだけで、フェイロン側はかなり厳しい戦いとなります。

とはいっても、やはり自分自身フェイロン戦の経験がない事と、コエモンさんのディージェイ対策がかなり煮詰まっている(昔野試合でぼこぼこにされました汗)こと、何より大会中の1発勝負ということもあってかなりのプレッシャーを感じていました。
このとき方針として決めていたのは、中足を適当にぶんぶん振るだけでは大足を刺し返され手痛いカウンターをもらうのと、エアスラをうまく撃つだけでフェイロンがなかなか近づけないという2点を意識し、引き気味でエアスラを安全に撃つスタイルを心がけました。

1ラウンド目。
前述の戦法でほとんど触られることなく自分がまず先取します。

2ラウンド目。
コエモンさんの対策が光る場面が訪れます。
烈空脚をガードさせて相手の投げ返しで漏れた通常攻撃や暴れの通常技を誘い、そこにカウンターで立ち大P>烈火拳のコンボを決める連携を通されてしまいます。
このままの勢いで2ラウンド目はコエモンさんが取り返します。

3ラウンド目。
基本戦術は変えずに引き気味でエアスラを撃ちますが、烈空脚をしゃがみ食らいした場面で立ち大Pへのつなぎミスが幸いして手痛いコンボをもらわずに軽傷で済みました。
ここが勝負の分かれ目となり、お互い離れた位置でのエアスラモードで辛くも自分が勝利となりました。

ジャイ(ダルシム)vs ハジ(ディージェイ)

当然のごとく相手チームはダルシムを出してきました。

ダルシム vs ディージェイの組み合わせはダルシム側が有利な組み合わせであり、ディージェイの飛びがスライディングで完全対空になること、ディージェイのエアスラに対してしゃがみ中Pやしゃがみ大Pでくぐりながらカウンター攻撃できること、エアスラよりも先に小ヨガファイヤーを出されるとその時点でディージェイが陣を押されるもしくはかわしたところにカウンターを入れられるなど、ダルシム側に分がある要素が多い側面があります。

ただしこちらもチームメイトのKKYさんや、関西の強豪ダルシム使いであるよねざきさんに練習に付き合ってもらっていますので、ただではやられないぞいう気持ちがありました。

1ラウンド目。
やや不利な流れながらも体力的にお互い5分の状態から、相手が不用意に出したヨガフレイムに対してカウンターでスパコンを合わせます。
ここからはさらに見えにくいめくり攻撃に行けるのでかなり有利だったんですが、めくり攻撃からの連携はガードされてしまい、逆に画面端を背負う形となってしまったのが災いして、ジャイさんの強気な攻めで貴重な勝ち星を逃してしまいます。

2ラウンド目。
やはり不利な展開になり、飛び込みもスライディングからの2段で反撃されてしまいますが、ここでジャイさんが一気に勝負を決めようとドリル目の前着地>投げという通称ユンピョウと呼ばれる連携に対し、冷静に反応してジャックでカウンターを決めます。
普段からきちんと画面を見てプレイすることを意識している自分だったので、このユンピョウに大会一発勝負で咄嗟に反応できたのは自分の中で非常に満足だったところです。
その後のめくり攻撃が今度はヒットしてくれ、マシンガンコンボから1本取り返します。

3ラウンド目。
ピンポイントでヨガファイヤーに飛び込み、J大Kヒットから相手の暴れを期待して振ったしゃがみ大Pがヒット、この2ヒットだけでダルシムがぴよります。
その後飛び込みからコンボをさらに決め、体力大幅リードの状態に。
最後は焦って攻め急いだダルシムのドリルをジャックできちんとおしおきし、自分の勝利となりました。

この1勝の価値は非常に大きく、チーム全体の士気が非常に上がりました。

白(リュウ)vs ハジ(ディージェイ)

相手チームの3人目はリュウ。

リュウ vs ディージェイはお互いいい勝負と言われていますが、大会一発勝負では個人的に自分が負けることが多い感じで、正直できることなら他のチームメンバーに任せたいと作戦会議でも言っていました。
ただ、リュウ戦に関してはネット対戦であべあべさんと結構やっているのもあって、その成果が出せたら絶対勝てると思って試合に臨みました。

基本攻略として、単に弾を撃ち合っているだけではコマンド技とタメ技の違いもあって撃ち負けてしまいますし、相手のゲージためを許してしまうことになるので、「前進してプレッシャーを与えながら読み合いできる距離まで近づく」ということを意識しています。
また、見てから垂直ジャンプするとカウンターをもらってしまう「中間距離での小エアスラ」が強力で、これが撃てるかどうかが重要になってきます。

1ラウンド目。
前進によるプレッシャーが見事にハマり、終始優勢に立ち回れて難なく先取します。

2ラウンド目。
やはり前進によるプレッシャーで相手の動きを抑制し、要所でのエアスラ撃ち返しで常に優勢に進められました。
画面端に行くとリュウ側も相当やれることが少なくなりますので、そのまま勢いに乗ってリュウ戦にも勝利しました。

泰羅(ベガ)vs ハジ(ディージェイ)

相手チーム最後の4人目はベガ。

ベガ vs ディージェイはディージェイがかなり有利と言われている組み合わせで、一度ベガがダウンするとそこから表裏の判別が非常に困難なめくり攻撃が待ち構えており、ベガにはスパコン以外の無敵技を持っていないため、原則必ず付き合わないといけないという大きなリスクがあります。
また、お互い画面端でのエアスラモードがなかなか崩しにくく、上から攻めてもJ小Kで返されたりくぐられてやり直しになったり、一番痛いのはジャックで対空されてめくりに行かれたりと、ベガの辛い部分がかなり目立つ組み合わせです。

ただ、ベガの大会一発勝負での爆発力と、個人的にベガ対策がまだまだ不十分であることもあって、やはり油断はできない状況です。

1ラウンド目。
エアスラモードを維持できずに終始まとわりつかれてペースを握られ、ベガの勢いのある攻めでいいところなく1本取られてしまいます。
やはり対策不足感が否めないかなという展開。

2ラウンド目。
なんとか今度はエアスラモードに持っていき、上からの攻めをジャックで落とすという最大リターンの展開。
その後のめくりがヒットしてマシンガンコンボで2ラウンド目は取り返します。

3ラウンド目。
なんとか画面端どうしでのエアスラモードを維持しようと試みますが、ゲージをどんどんためられ、驚くべきはバックジャンプ小Pの下り際をベガのJ中Pでカウンターを取るという離れ技!
さすがにこのときは動揺を隠せなかったです。
しかし、その後のベガの攻めの中で投げの連携に起死回生のジャック暴れがなんとかハマり、いったん攻めの流れを断ち切ります。
それでも相手も歴戦の強者、攻めの手を緩めることなくさらにたたみかけるような攻めを見せます。
こちらは瀕死となりかなり体力差がついてしまいましたが、この組み合わせは一度ダウンを奪えればめくりで即死を狙えるため、自分もこのときは思ったよりは慌てずに冷静に相手の行動を見極めようと、エアスラを混ぜつつ隙をうかがいます。
これが功を奏して攻め急いだベガに攻撃が連続ヒットし、体力がお互いほぼ5分の瀕死状態まで追いつきます。
最後は画面端どうしのエアスラを前ジャンプしたところに中足対空を取ってギリギリで踏ん張っての勝利となりました。

この1回戦の勝利により、チームの士気が上がったことはもちろん、自分自身が前回初参加した全国大会のときから確かな成長の手ごたえを確認できた瞬間でもあり、非常に価値のある結果となりました!

次回のその2では、FOX 2018の2回戦~ブロック決勝までを振り返って行きたいと思います!

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