1997年1月31日に当時のスクウェアより発売された大作RPG「ファイナルファンタジーVII(FF7)」

FFシリーズの中でも屈指の人気を誇り、プレイステーションの機能を生かした初の3D化は全プレイヤーに驚きと新鮮さを与えてくれました。

そこから20年以上経った今、ついに現代の最新ハードであるPS4で待望のリメイク作品「FINAL FANTASY VII REMAKE(FF7リメイク/FF7R)」が発売され、最先端の美麗なグラフィックとフルボイスの世界観により、完全な新作と言っていいほど完成度の高い作品に仕上がっています。

せっかくの大作RPGなので、プレイするからにはできる限り隅々まで遊びつくしたいと思っている方も多いはず。

自分は約90時間のプレイでトロフィーコンプとゲーム中の要素をすべて遊びつくしました。

そこで、本記事ではFF7Rで戦闘を有利にしてくれるマテリアについて、トロコンプレイヤーである自分がぜひおすすめしたいものを紹介していきます!

優先的に育成したいおすすめマテリア

FF7Rにはさまざまなマテリアが登場しますが、ここでは冒険を楽にするために特に育成を優先したいものを中心に紹介していきます。

なお、マテリアを効率よく育成するには短時間で膨大なAPを稼げるコンテンツを周回する必要があります。

こちらについては別記事にて方法をまとめておりますので、ぜひご覧くださいませ↓

かいふく

基本中の基本である回復用マテリアで、ほぼ必須と言っていいでしょう。

育成させるとケアル/ケアルラ/リジェネ/ケアルガを使えるようになります。

序盤は初期のケアルでも十分役に立ちますが、冒険が進むにつれて最大HPが上昇するとケアルだけでは回復量が心もとなくなってきますし、後述する「はんいか」マテリアと組み合わせた全体回復は強敵と戦う上で非常に有用なので、最優先で育成を行うようにしてください。

そせい

蘇生用マテリアですが、これも必須となります。

育成させるとレイズ/アレイズを使えるようになります。

初期のレイズで最大HPの40%で蘇生、アレイズはHP全回復で蘇生させることができ、フェニックスの尾による蘇生よりも立て直しが安定します。

また、最も重要な点として、アイテム縛りを強いられる難易度ハードでのプレイにおいて唯一の蘇生手段となるマテリアとなっています。

なお、魔法マテリアをすべてマスターすることで手に入る有用なマテリア「MPきゅうしゅう」を入手するための条件に入っている本マテリアですが、マスターまで育成するにはAP5000という大量のAPが必要となるため、序盤で入手した時点から常時装着して育成するようにしましょう。

ほのお/いかずち

攻撃魔法用のマテリアです。

炎/雷/氷/風の四属性があるのですが、ストーリー中に頻繁に戦うことになる兵士などの人間タイプは炎が弱点、機械タイプは雷が弱点となっていることがほとんどです。

また、最も重要な点として、「ほのお」と「いかずち」はオーソドックスに着弾1ヒットによるダメージ判定で使いやすいのですが、「れいき」と「かぜ」は困ったことにダメージ判定が複数あり、特にれいきは大元のダメージ判定が出るのに時間がかかりすぎてその間に敵が移動してスカってしまうことが多いという厄介な仕様となっています。

以上のことから、育成する際は「ほのお」と「いかずち」を優先して複数育成するようにし、「れいき」と「かぜ」は後述する「MPきゅうしゅう」マテリアのために1つのみマスターすれば十分です。

ぞくせい

戦闘を有利にしてくれる非常に強力な補助マテリアです。

本マテリアは個数限定の貴重なマテリアとなっており、チャプター6および14で2つだけ手に入ります。

四属性魔法との組み合わせで効果を発揮し、武器に装着すれば攻撃全般に属性を付与できて敵の弱点をかなり突きやすくなり、防具に装着すれば属性耐性の効果を得られ一部の敵を完封することが可能となります。

特に、四属性魔法の中でダメージ判定の仕様上使いにくい氷および風属性の弱点を突きやすくなるというメリットはかなり大きいかと思います。

なお、本マテリアは連結しているマテリア穴に四属性魔法とセットで装着しないと効果が発揮されないため、装着場所には十分注意するようにしてください。

マスターまで育成するにはAP1万という膨大なAPが必要となるため、入手した時点でなるべく常時装着しておくようにしたいです。

はんいか

戦闘を有利にしてくれる非常に強力な補助マテリアです。

本マテリアは個数限定の貴重なマテリアとなっており、チャプター9で1つだけ手に入ります。

組にしている魔法の効果を範囲化させる非常に強力な効果を持ち、後述する「はんいか+魔法攻撃」でザコ戦を非常に楽にできる他、「はんいか+かいふく」「はんいか+バリア」で強敵相手に安定した立ち回りができるようになります。

初期では範囲化による効果減少率60%となっていますが、育成することで最終的に効果減少率25%にまで下げることが可能です。

なお、本マテリアは連結しているマテリア穴に魔法とセットで装着しないと効果が発揮されないため、装着場所には十分注意するようにしてください。

マスターまで育成するのにAP2000が必要ですが、入手した時点で常時つけていれば割とすぐにマスターできるかと思います。

せんせいこうげき

普段の戦闘を有利にしてくれる非常に汎用性の高い補助マテリアです。

通常はATBゲージがないと強力な技を使えないのですが、このマテリアを装着することでバトル開始時に最初からATBゲージがたまった状態となり、戦闘開始直後にいきなり強力な技を使うことが可能となります。

後述する「はんいか+魔法攻撃」を使うキャラにぜひ装着しておきたいマテリアとなっています。

みやぶる

敵の詳細情報を引き出すための補助マテリアです。

初期では敵単体にしか効果がありませんが、育成すると敵全体に効果が出るようになって非常に使いやすくなります。

本作の戦闘を有利に進めるためには積極的にヒートやバーストを狙っていくことになるのですが、バーストゲージの効率の良いため方やヒート状態にするためのヒントは「みやぶる」を敵に使用した際の情報に書かれていることが多いので、初見の敵にはまずみやぶるを使って情報を把握することが重要です。

ストーリークリアするまで常時つけておきたいマテリアと言えます。

なお、戦闘中はタッチパッドボタンでいつでも敵の情報を確認できますので、まだみやぶっていない敵が出現した時だけみやぶるを行うことが可能です。

HPアップ/MPアップ/マジカル

基本ステータスをアップさせるマテリアです。

HPが高いとそれだけ敵の強力な攻撃を耐えやすくなるので戦闘不能になりにくく、MPが高いと強力な魔法を惜しむことなく使えるようになって戦闘が有利になります。

特に、難易度ハードではアイテム縛り&MP回復縛りという過酷な条件下で進めなければならないルールのため、HPとMPを底上げしておくことは非常に有効となります。

また、マジカルによる魔力アップは後述する「はんいか+攻撃魔法」で道中のザコ戦を快適にしてくれます。

なお、マスターまで育成するにはAP1万という膨大なAPが必要となるため、後述するAP稼ぎを駆使して一気に育成してしまいましょう。

ATBバースト

ボスクラスの強敵との戦闘で非常に有効な補助マテリアです。

本作の戦闘を有利に進めるためには、いかにバーストを狙うかが非常に重要となってくるのですが、せっかくバーストさせてもATBゲージがたまっていないと肝心な時に強力な技を使うことができません。

このマテリアを装着すれば、バースト効果の高いアビリティで全力でバーストを狙いにいき、無事バースト状態までもっていったときにATBゲージが増えるようになるので、引き続き強力な技を叩き込む余裕が生まれて火力を伸ばしやすくなります。

個人的にかなり使いやすいマテリアだと思います。

有用なマテリアの組み合わせ

マテリアは単体でも十分効果が発揮されますが、複数のマテリアを組み合わせることでもっと大きな効果を発揮してくれます。

ここでは、複数のマテリアをうまく組み合わせることで特に高い効果をもたらす有用な組み合わせについてピックアップしていきます。

せんせいこうげき/はんいか+いかずち(ほのお)/MPきゅうしゅう+いかずち(ほのお)

道中のザコ戦を手っ取り早く処理するための強力な組み合わせです。

本作の魔法攻撃は非常に強力なのですが、ネックとなるのがMP消費。

しかし、この組み合わせを使用すると魔法攻撃を使っているにもかかわらずMPが減らないという夢のような状態となり、非常に効率よくザコ戦を突破できるようになります。

さらに補助として「HPきゅうしゅう+いかずち(ほのお)」を併用して回復いらずにすることもできますし、魔力を上げるために魔力の高い武器やアクセサリを装備したり、「マジカル」のマテリアを装着するのも非常におすすめです。

はんいか+かいふく

ボスクラスの強敵と戦う際の鉄板の組み合わせです。

味方全員を一度の回復魔法で一気に回復できるので立て直しが非常にスムーズですし、他の味方のATBゲージ温存にもつながり、安定した立ち回りが可能となります。

強敵と戦う時はまずこの組み合わせを試してみるのをおすすめします。

はんいか+バリア

「バリア」のマテリアで使える魔法は物理攻撃および魔法攻撃のダメージを半減するという非常に強力な効果を持っています。

攻撃ダメージを半減させるということは、実質HPが2倍状態であることと同じ状況となります。

ただし、魔法の効果は通常60秒でそれほど長くないのと単体効果であるため、はんいかと組み合わせることでPT全体が常に守りを固めた状態でバトルを行うことができ、回復行動の回数を減らしつつ安定して戦うことが可能です。

自分ははんいか+かいふくの運用で最後まで強敵と戦いましたが、「バリア」の魔法効果は非常に大きいため、運用する価値は大いにあるかと思います。

3人PTを見据えたおすすめマテリア装着例

最後に、3人PTを見据えたおすすめマテリア装着例を紹介します。

本作では武器が最大6個、防具が最大4個のマテリア装着穴を持っているため、それに合わせた形でサンプル例を構築しています。

ザコ戦向けの装着パターン

はんいか+いかずち(ほのお)/MPきゅうしゅう+いかずち(ほのお)/せんせいこうげき/マジカル/かいふく/みやぶる/任意/任意

上記のマテリアを装着した1キャラだけで基本的に道中のザコ戦は全て突破でき、魔法攻撃を使っているのにMPが減らない夢のような構成となっているため、難易度ハードでも問題なく運用できます。

任意の2枠には「HPきゅうしゅう+いかずち(ほのお)」で回復いらずにしたり、基本ステータスをアップさせる「HPアップ」「MPアップ」「マジカル」を足したりするのが鉄板かと思います。

基本的にはどのキャラを使ってもらっても構わないのですが、エアリスは他キャラに比べて魔法攻撃力が非常に高いので、エアリスがPTにいるときはエアリスが最もおすすめとなります。

ボス戦向けの装着パターン

キャラ1(バレットorエアリス)
はんいか+かいふく/そせい/いかずち(ほのお)/HPアップ/MPアップ/ATBバースト/ガードきょうか/任意/任意

キャラ2・キャラ3
ぞくせい+弱点属性魔法/かいふく/そせい/HPアップ/MPアップ/ATBバースト/ガードきょうか/任意/任意

※任意枠に「バリア」「じかん」を最低1つずつ入れ、必要に応じて「みやぶる」「ぬすむ」のほか、MPを使わない回復手段である「いのり」「チャクラ」や、基本ステータスをアップさせる「HPアップ」「MPアップ」を追加で入れる

キャラ1は支援に特化した最も重要な立ち位置のキャラとなっているため、敵の攻撃を被弾しにくい遠距離攻撃持ちのキャラが適任です。

本作は自ら行動しないときのATBゲージの増加速度が非常に遅いため、むやみに攻撃せずにガードで安全にATBゲージをためられる「ガードきょうか」は強敵との戦いで非常に有効となります。

また、バーストさせた時に確実に強力な攻撃を叩き込めるよう「ATBバースト」をつけておくと、ヒート時に全力でバースト効果の高いアビリティを使っていけるため非常に快適となります。

総評

FF7と言えばマテリアによるキャラ強化。

本作FF7Rにも有用なマテリアが数多く存在し、それらを組み合わせることでより大きい効果を発揮させることができます。

今回の記事を参考に、ぜひ自分なりの強力なマテリア装着パターンを見つけ出していただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます!