2月24日のネェル・スターカップ2019の本戦に参加してきました。
今回はその時の様子と結果を振り返って行きたいと思います!

ネェル・スターカップとは

ネェル・スターカップとは、有名プレイヤー「ザ☆スーパースター」氏が主催するスパ2Xの大会です。
特徴としては、1人2キャラまで登録できる個人戦で、3勝先取のダブルエリミネーション形式で行われます。
ダブルエリミネーションとは、全選手が最初Winnersでトーナメントを勝ち進み、1度負けてもLosersのトーナメントで再度チャンスが与えられて敗者復活を目指せる形式のことで、2回負けてしまうとそこで終了となります。
個人戦であり、かつ3勝先取のルールのため、本当に強い人が結果を残しやすいルールであると言えます。
まさに最強を決めるのにふさわしい大会となっているわけですね!

なお、本戦に出場するには各地のゲームセンターで行われる予選大会を突破しなければなりません。
ただし、当日予選枠が今回は3枠あります。
さらに、前回のスターカップ外伝で上位の成績を収めた選手は推薦枠として本戦出場が決定しています。

自身が突破したネェル・スターカップ2019の寝屋川ABC予選についての記事はこちらからどうぞ。

出場選手

# 通過選手 日時 都道府県 店舗名
1 ハジ(ディージェイ/ホーク) 1/14(月) 大阪 寝屋川ABC
2 cloiwan/クロイワン(本田/春麗) 1/19(土) 埼玉 南浦和ビッグワン2nd
3 KKY(ダルシム/バイソン) 1/19(土) 大阪 河内永和エンジョイパラダイス(1回目)
4 紫(ベガ) 1/19(土) 大阪 河内永和エンジョイパラダイス(2回目)
5 アラバマ(バイソン/バルログ) 1/20(日) 東京 西日暮里バーサス
6 Mつん(ケン/キャミィ) 1/27(日) 埼玉 深谷ロボット
7 ユウベガ(ベガ/ディージェイ) 2/2(土) 東京 大山ニュートン
8 四代目(サガット/バイソン) 2/3(日) 愛知 スペースシャトル塩釜口(1回目)
9 オペマイ(バルログ/ディージェイ) 2/10(日) 愛知 スペースシャトル塩釜口(2回目)
10 クサ(春麗/本田) 2/16(土) 埼玉 デイトナ志木
11 オトチュン(春麗/リュウ) 主催者推薦枠(前大会1位)
12 MAO(バルログ/ディージェイ) 主催者推薦枠(前大会2位)
13 フタチャン(リュウ/バルログ) 主催者推薦枠(前大会3位タイ)
14 こたか商店。(ガイル/ディージェイ) (当日予選Aブロック)
15 フジモン(ディージェイ/バルログ) (当日予選Bブロック)
16 くすモンド(本田/春麗) (当日予選Cブロック)

このような形となりました。
そうそうたるメンバーの中、自分も全力で試合に臨みました。

決勝トーナメント抽選

決勝トーナメントの組み合わせを決める抽選会が行われました。
1人ずつ名前を呼ばれた選手がくじを1本引き、そのくじに書かれた番号の順番でトーナメント表の好きな位置に自分の名前を入れるという形式で組み合わせが決まります。

自分は1回戦でバルログを使うMAOさんやオペマイさんとは当たりたくないと思いながら、もしできるならバイソン戦の練習をかなり積んできたので、勝っても負けてもアラバマさんとやれたらうれしいなと考えていました。
引いたくじは10番で、アラバマさんが9番で直前に書き込んだところの相手がまだいなかった状態だったので、アラバマさんの決定直後に入る形で1回戦の対戦相手はアラバマさんに決まりました。

1回戦

1回戦は自分の希望通りバイソン使いのアラバマさんとの戦いとなりました。
バイソン戦は最初全然勝てなかったのですが、関西でだんじりさんとふじもんさんのバイソンを結構練習してきたこともあって、自分の中で一番成長できたかなという組み合わせだったので、全力で試合に臨みました。

1試合目。
エアスラの壁でバイソンを近づけないようにするのが理想の展開ですが、アラバマさんのクレイジーにひっかかって画面端に追い詰められ、プレッシャーを与えられた状態で振ったディージェイの中足にバイソンの大足が炸裂、アラバマさんがまずは1本取ります。
2ラウンド目も早々にゲージをためられてやや苦しい展開で画面端どうしのエアスラモードを余儀なくされます。
不用意に撃ったエアスラはダッシュからのクレイジーで抜けられてしまうので、慎重にこちらも距離を開けながらうまくエアスラを撃っていきます。
なんとか粘り強くエアスラモードでおさえることに成功し、2ラウンド目を取り返します。
アラバマさんのつかみ投げがまたしても通ってしまいますが、自分も一瞬の隙を突いて強引めくりで切り返しこれがうまくヒット、そこからのマシンガンコンボでピヨらせて自分が3ラウンド目も勝ち、まず1試合目は自分が取ります。

2試合目。
つかみ投げをよくもらってしまっていたので、エアスラモードを維持しつつ今度は下段の択を多用し始めます。
中足とスライディングで陣を押しながら優勢に進めていきますが、不用意に連打したしゃがみ大Pにクレイジーを合わされて一気にピンチに。
それでも昔ならここで焦って負けていたかもしれませんが、冷静に相手の動きを見てなんとか1本取ります。
続く2ラウンド目は終始自分がペースを握る形で理想の流れで勝ち、2試合目も自分が取ります。

3試合目。
完全に流れをつかんだ自分。
いつも通りの試合運びができ、焦ったアラバマさんの行動をことごとくおさえて1ラウンド目を取ります。
しかしアラバマさんも全く折れておらず、流れを断ち切ろうと一瞬の隙を突いてダッシュアッパーからのつかみ投げを通して一気にたたみかけます。
結局これが致命傷となって2ラウンド目はアラバマさんが取ります。
3ラウンド目は一進一退の攻防が続き、最後1試合目と同様にアラバマさんが前ジャンプしたところを着地してから投げを狙ったのですが、そこはさすがのアラバマさんといったところで今度は着地後すぐに中足を置いていました。
結局これで攻め切れずに3試合目はアラバマさんが取ります。
さすがにタダでは終わらせてくれないですね(汗)

4試合目。
エアスラモードでしっかりバイソンを封じ込める展開。
アラバマさんもゲージをためてクレイジーで切り返そうと試みますが、エアスラを抜けられないように冷静に動きを見ながら引き続きエアスラを撃ってほぼ完封で1ラウンド目は勝利します。
2ラウンド目はアラバマさんに画面端に追い詰められてピンチの展開になりますが、連携の一瞬の隙を突いた起死回生の強引めくりがヒットし、そこからのマシンガンコンボで一気に巻き返します。
その後安飛び小Pに対してリバサクレイジーが出ず、ピヨらせることに成功して勝負あり。
4試合目を自分が取りました。

結果3-1で自分の勝利となりました。
このときの勝利は本当に自分の中で価値が大きく、関西でだんじりさんとふじもんさんと練習してきた成果をここ一番で出せて超強豪のアラバマさんを倒せたことが本当にうれしかったですね!

2回戦

2回戦はリュウ使いのフタチャンさんとの戦いとなりました。
リュウ戦はこれまで結構やってきたものの、フタさんの攻略とやりこみはオンリーワンのレベルまで到達しているのでかなり厳しい戦いになることが予想されます。
ちなみに以前遠征しに行ったときにフタさんと16先をやったときは16-10で自分が負けています(汗)

1試合目。
フタさんの絶妙な波動と大足の押し返しでなかなか勝負させてくれる間合いに踏み込めません。
結局全くいい所なくそのまま立て続けにラウンドを取られ、まずはフタさんが1試合目を取ります。

2試合目。
フタさんのリュウが異常な仕上がりを見せていたので、ここは1つ賭けに出る形で対策不足であろうSホークを自分は出します。
しかしそれでもこの日のフタさんには上を全く通してもらえず、かなり攻めあぐねてしまいます。
かろうじて引っかけてラウンドを取ることもできましたが、あやふやな勝ち方を2回させてくれるような相手ではなく、結局ほとんどいいところなく完封されて2試合目もフタさんが取ります。

あとがなくなった3試合目。
最後はメインキャラのディージェイで挑みます。
1ラウンド目は早々に飛びを通し、そこからスライディングでダウンを奪って有利に試合を進めます。
画面端でたたみかけてそのままの勢いでまずは自分がラウンドを取ります。
2ラウンド目も飛びを通すことはできたものの、そこから攻めを維持することができず、不用意に撃ったエアスラに真空波動を合わされてフタさんが取り返します。
3ラウンド目はペースをなかなか握らせてもらえず、フタさんのプレッシャーで波動にもう全く飛べなくなっていました。
結局勢いを殺されたままフタさんがラウンドを取り、3試合目もフタさんが取ります。

結果0-3でフタさんの勝利となりました。
フタさんの大会での勝負強さがよく出ていた試合内容だったと思います。一方、自分は完全に飲まれてしまって普段の動きができなかったのがかなり悔まれる結果となりました。
もっと精進しないとですね(汗)

さて、これで自分はLosersに落ちて敗者復活に臨むこととなりました。

Losers2回戦

自分はWinners2回戦敗退でしたので、Losers2回戦から開始となります。
相手は2018年の年末大会FOXのときに負けた四代目さんのSサガットです。
この時点ではまだSサガットに対抗する手段を用意しておらず、当たらないことを祈るばかりだったので正直終わったと思いました(汗)

1試合目。
グランドタイガーを丁寧にジャックでかわしつつ様子見しますが、ジリ貧な展開が続きます。
それでも自分の今できる精いっぱいのプレイでタイガーをしのぎつつ飛びも通します。
しかし、四代目さんの手堅いプレイを崩しきることはできず、1試合目は四代目さんが取ります。

2試合目。
全くいいところがなく画面端に追い詰められてタイガーに封殺され、あっさりと四代目さんが取ります。

3試合目。
要所で飛びを通すもやはりジリ貧な展開は変わらず。
結局最後まで四代目さんを崩すことができないまま3試合目も四代目さんが取ります。

結果0-3で四代目さんの勝利となりました。
正直このままだと武器がなさすぎてどうしようもない感じですね・・・
小ジャックでタイガーを避けて様子見自体はできるのですが、そこからのダメージの取り方がまだまだ甘く、Sサガット戦の課題が残りまくる内容となりました。

というわけで、自分の初出場のスターカップはここで終了となりました。

大会結果

トーナメント結果は上記の通りになりました。
最終結果は下記の通りです。

順位 選手 予選 Wで敗れた相手 Lで敗れた相手
優勝 フジモン(ディージェイ/バルログ) 当日 MAO (無し)
準優勝 MAO(バルログ/ディージェイ) 推薦 フタチャン フジモン
3位 フタチャン(リュウ/バルログ) 推薦 フジモン MAO
4位 四代目(Sサガット/バイソン) 愛知 KKY MAO
5位タイ オペマイ(バルログ/ディージェイ) 愛知 フジモン 四代目
5位タイ オトチュン(春麗/リュウ) 推薦 MAO MAO
7位タイ こたか商店。(ガイル/ディージェイ) 当日 MAO 四代目
7位タイ アラバマ(バイソン/バルログ) 東京 ハジ オトチュン
9位タイ ハジ(ディージェイ/Sホーク) 大阪 フタチャン 四代目
9位タイ ユウベガ(ベガ/ディージェイ) 東京 Mつん こたか商店
9位タイ KKY(ダルシム/バイソン) 大阪 フジモン アラバマ
9位タイ Mつん(ケン/キャミィ) 埼玉 オペマイ オトチュン
13位タイ クサ(春麗/本田) 埼玉 フジモン 四代目
13位タイ cloiwan/クロイワン(本田/春麗) 埼玉 オペマイ ユウベガ
13位タイ 紫(ベガ) 大阪 フタチャン アラバマ
13位タイ くすモンド(本田/春麗) 当日 こたか商店 オトチュン

普段よく意見交換している同じ関西のふじもんさんが見事優勝!
「スト2を今日まで続けて本当によかった!」という言葉が印象的でしたね。
普段自分もすごい人と一緒にプレイできているんだなと改めて再認識しました(笑)
本当におめでとうございます!

総評

スターカップ全盛期の頃はおそらく自分はまだ動画勢で、このゲームを本格的にやりこんでいなかったのかなという気がします。
今回憧れのスターカップに初めて出場して、やはり上位陣の壁がものすごく厚いことを改めて思い知らされました。
それでもバイソン戦の成果を出せたりと、確かに成長できていると実感できる部分もあったので、今後もより一層精進していきたいと思います。

大会運営の方々、大会および野試合で対戦していただいたすべてのプレイヤーの方々、本当にありがとうございました!