2018年7月26日にFate/Grand Order Arcade(FGOアーケード/FGOAC)が全国のゲームセンターで稼働開始し、稼働初期からスト2をメインでやる傍らFGOACもコツコツプレイしてきたのですが、この度地元のゲームセンターである星狩物語岸和田店さんのご協力のもと、FGOACのLIVE配信を始めてみました!

現在、ゲームセンターによっては筐体に録画機が備え付けられており、USBメモリや外付けHDDを持参すれば気軽に録画できるようになっている場所もそれなりにあるのですが、LIVE配信ができる場所はまだまだ限られている状態にあります。

そこで、今回は自分がLIVE配信で使っている機材を簡単に取り上げていきたいと思いますので、ぜひ参考にしていただいてLIVE配信でFGOACをさらに盛り上げていきましょう!

必要な配信機材

LIVE配信を行うにあたって最低限必要な配信機材を取り上げていきます。

PC(デスクトップorノート)

OBSという配信ソフトを動かすために必要で、筐体の画面をPCのOBSに取り込んでそれを配信する形になります。

配信用PCはそれなりに高スペックを求められるのが一般的で、できれば配信推奨スペックは、CPU:Intel core i7 2.5GHz以上/
メモリ(RAM):8GB以上を用意したいところです。

ただ、2.4GHz以上でビデオキャプチャの動作環境を満たしつつ、ベンチマーク3732以上あればi3やi5の新しい世代のCPUでも問題なく配信できるようで、これであれば予算を大幅に抑えることが可能となります。

一般的にはデスクトップPCの方が低予算で高スペックのものが手に入るのですが、ゲームセンターに常備させるのか個人でPCを持ち込むのかによってデスクトップとノートのどちらを選ぶか変わってくるかと思いますので、ゲームセンターの店員さんとよく話をして決めるようにしてください。

ちなみに、自分が使用しているPCは15インチMacBook proの2016年モデルで、CPUはIntel core i7 2.7GHzとなっています。

ただ注意したいのは、後述するキャプチャーボードにおいて、Windowsにしか対応していない製品が多いので、基本的にはWindowsのPCを購入する方がよいです。

自分のMacはWindowsをBoot Campで起動できるように追加でOSを入れているので大丈夫なのですが、そもそもこの環境を一から構築すると予算がとんでもなく上がってしまうので、もともと環境が整っているという方以外は無難にWindowsのPCを用意しましょう。

また、自分の方でいろいろ試行錯誤を行った結果、macOS上で仮想デスクトップとしてWindowsを起動できるParallels(パラレルス)でWindowsを動かした場合、給電の問題なのかキャプチャーボードの接続が切れて動作が不安定でした。

現在Boot Campで起動している場合は問題なくキャプチャーボードを使用できていますので、この点にも注意するようにしてください。

キャプチャーボード

筐体の映像をPCに取り込むために必要なものです。

自分は普段PS4やSwitchといったコンシューマー機の配信をするために下記の「MonsterX U3.0R SK-MVXU3R」を使用しているのですが、これをゲームセンターのLIVE配信でも同じように使用することが可能です。

1080p/60fpsのゲーム動画をキャプチャー可能で高画質配信が可能なのですが、他のキャプチャーボードと比較して値段が安いので、予算を意識するならこの製品をおすすめします。

ただ注意したいのは、本製品はWindowsのみに対応していることと、USB3.0のみに対応しているため、PCにUSB3.0端子(中が青い)があることを確認してください

また、別のキャプチャーボードでおすすめできる商品は下記の「Elgato Game Capture HD60 S」です。

こちらの商品は、1080p/60fpsでのキャプチャーはもちろん、WindowsのみではなくMacOSにも対応しているので、Macユーザーでもそのまま使用することが可能です。

ただ、こちらの製品もUSB3.0のみに対応していることに注意してください。

HDMIケーブル

筐体から映像信号を出すために必要です。

なお、従来のセガ基板とは異なり、ソウルリバース以降で使われていてFGOACでも使われているALLS(オールス)基板はHDMI端子に空きがあり、そこからHDMIケーブルで映像信号を出すだけで筐体とPCの両方にゲーム画面が映し出されます。

なお、本来HDMIは映像+音声なので音声も取り込めるものと思っていたのですが、この方法だとHDMI接続しても映像しか取り込めませんでした。

HDMIで音声も取り込む設定があるかもしれませんが、自分はよくわかりませんでした(汗)

どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら情報お待ちしております!

3.5mmステレオミニプラグ/3.5mm→2RCAステレオオーディオケーブル

筐体のイヤホンジャックから直接PCのライン入力につないでゲーム音を取り込むために使用します。

このままだとノイズなどが乗りやすくて音質はあまり良くないのですが、音質にそこまでこだわらないのであればこれだけで十分です。

なお、筐体のイヤホンジャックは割と壊れていることが多く、地元のゲームセンターではイヤホンジャックに挿すと常にノイズを拾う現象が起こったので、基板のイヤホンジャック用のケーブルを抜いて直接そこにプラグを接続して音声を取り込んでいます。

ちなみに自分は少し手間を加えて音声を取り込んでいます。

まず3.5mm→2RCAステレオオーディオケーブルでRCA(赤白)に変換し、これを下記の「GV-USB2」というキャプチャーボードを介して取り込んでいます。

このキャプチャーボードはもともとスト2をはじめとした古いアーケードゲームの映像と音声を取り込むために購入したものだったのですが、これを使うことでアナログ信号がデジタル信号に変換されてPCに入るので音質が良くなるようです。←外部の情報を参考にしたので、仕組み自体はよくわかっていません(笑)

もし予算に余裕があるなら、下記のオーディオインターフェースを用いるのが最も音声をきれいにする方法です。

接続の仕方

キャプチャーボードとPCを接続します。

筐体の下部に基板が収納されているので、まずは空いているHDMI端子にHDMIケーブルをつなぎ、キャプチャーボードのin端子につなぎます。

これで映像が分岐されて筐体とPCの両方に映し出されるはずなので、OBSで確認してください。

音声は筐体のイヤホンジャックにオーディオケーブルを挿して直接PCのライン入力につなぐだけで大丈夫ですが、イヤホンジャックが壊れている可能性があるので、その場合は基板のイヤホンジャック用のケーブルを抜いて直接そこにプラグを接続してください。

なお、音声をクリアにするためには別途変換ケーブルを使用したりオーディオインターフェースを用いて取り込みましょう。

また、せっかくのLIVE配信なので、実況を入れたいのであれば別途マイクを購入するようにしましょう。

配信動画(録画したものを編集)

木曜と日曜に不定期でMildomにてLIVE配信を行っており、それを編集したものを後日YouTubeにアップロードしています。

よろしければYouTubeのチャンネル登録&Mildomのフォローをよろしくお願いいたします!

Mildom(LIVE配信用)のチャンネルはこちら↓

YouTube(動画投稿用)のチャンネルはこちら↓

ゲームセンターとしっかりコミュニケーションをとる(重要)

最後に、LIVE配信にあたってはゲームセンターの協力なくては実現しません。

自分は学生の頃からお世話になっていて現在もよく足を運んでいる地元のゲームセンターの店員さんとよくコミュニケーションを取っており、FGOACをLIVE配信でもっと盛り上げたいことと、地元のゲームセンター星狩物語をもっと外にアピールしていきたいという思いを伝えてLIVE配信を実現するに至りました。

大手以外のゲームセンターが全国で続々と閉店している中、ゲームセンター側も顧客を大事にする時代になってきています。

地元密着型のゲームセンターがまだ存続していることへの感謝を忘れず、ひいきにしているゲームセンターとコミュニケーションをしっかりと取って、プレイヤー側が積極的にイベントなど実現したいことをお店にアピールしていきましょう!

星狩物語岸和田店のアクセス

〒596-0826 大阪府岸和田市作才町1丁目3−2

大阪の岸和田市にあるゲームセンターで、自分のホームゲーセンです。

最寄り駅からそれほど離れておらず、また駐車場が無料で車での来店がしやすいので、ぜひ一度遊びに来てみてください!