Fate/Grand Order Arcade(FGOアーケード/FGOAC)の一番おもしろいところだと個人的に思う全国対戦「グレイルウォー(GW)」
FGOACでは最大30枚のデッキを使用してゲームをプレイすることになりますが、デッキ構築についてさまざまなポイント存在します。
今回はFGOACの全国対戦GWに向けて、デッキの構築に関するポイントについて解説していきます。
なお、以前の記事でFGOACプレイヤーの有志の方が作成した初心者向けマニュアル(ダウンロードはこちら)をご紹介させていただきましたが、本記事ではこちらのマニュアル内の「④GWに挑戦しよう!」の項目にしたがって解説を行っていきますので、ぜひ参照いただければと思います。
また、前回のFGO全国対戦に向けた準備5についての記事はこちらからどうぞ↓
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Contents
編成コスト
FGOACではプレイヤーレベルに応じて編成コストの上限が決まっており、その上限内でデッキを構築する必要があります。
各サーヴァントの編成コストは★5が16、★4が12、★3が7、★2が4、★1が3(例外としてマシュは0)となっており、概念礼装の編成コストは★5が12、★4が9、★3が5となっています。
各サーヴァント、概念礼装は複数枚重ねることでより強力となりますが、特定のカードを複数枚重ねて読み込ませてもかかるコストはサーヴァント1体分と概念礼装1種類分のみとなっています。
現在プレイヤーレベルの最大はレベル30で、編成コストの最大上限は69となっています。
そのため、高レアリティのみでデッキを編成することは難しく、採用するカードをうまく調整する必要があります。
デッキの枚数とその内訳の基本
FGOACで使用するデッキは最大30枚までとなっています。
カードの種類はサーヴァントと概念礼装の2つに大きく分けられ、サーヴァントはキャラカード、概念礼装は装備カードという位置づけとなっています。
サーヴァントは3体を自由に選択して編成することになります。
その際、サーヴァントの宝具レベルは自分で該当サーヴァントを引き当てた回数に依存して最大5まで上がり、実際のレベルは読み込ませた該当サーヴァントのカード枚数に依存します。
また、サーヴァントのFatalカードによるステータス強化の影響は大きく、5枚までは1枚当たりHP/ATKが400ずつ上昇し、5枚で2000ずつ上昇します。
なお、Fatalカードによるステータス強化は6枚目以降は微々たる上昇しかないので注意してください。
一方、概念礼装は選択した3体のサーヴァントそれぞれにつけるのが基本で、やはり3種類の概念礼装を選ぶことになります。
その際、概念礼装はそれ自体にステータス上昇の効果があることと、5枚重ねて読み込ませると概念礼装の効果が最大強化のものとなり、得られる効果が大きくなります。
なお、6枚目以降は読み込ませても得られるステータス上昇効果は微々たるものにしかならず、概念礼装の効果自体も最大強化から特に変わることがないことに注意してください。
上記を踏まえ、デッキ30枚の内訳の基本は、サーヴァント3体を各5枚ずつ、各サーヴァントにつける概念礼装3種類をそれぞれ5枚ずつの計30枚となっています。
ただし、場合によってはコストの問題で概念礼装をつけていないサーヴァントが存在していることもあり、基本の内訳とは異なる構成のデッキを使っているプレイヤーも存在します。
デッキのコンセプト
ただ適当にサーヴァントや概念礼装を選んだデッキを使っても全国対戦GWではなかなか勝てません。
コンセプトをきちんと理解した上でデッキを構築する必要があります。
その際にポイントとなる部分をピックアップしていきます。
コマンドカードの種類を考える
コマンドカードにはバスター(B)、アーツ(A)、クイック(Q)の3種類が存在しますが、この中でもAは宝具発動に関わるNPを獲得しやすく、Qはクリティカル発生率に関わるスターを獲得しやすいという特徴があり、いずれもBに比べて攻撃発生速度が優秀です。
そのため、全国対戦GWにおいてはAおよびQを基本的によく使っていくことになります。
各サーヴァントは決まった構成のカードをもっており、編成した3体のサーヴァントの計15枚のカードの内ランダムで5枚選択され、次は残り10枚から5枚選択、最後に残ったカード5枚がそのまま選択され、再び15枚からのランダム選択に戻る仕様となっています。
ただし、撃破されたサーヴァントのカードは出現しなくなるため、全国対戦GWでは1体目のサーヴァントが倒されると以降のカードは残ったサーヴァントのカード10枚からの選択となり、2体目のサーヴァントも倒されると最後の3体目のサーヴァントは自分の所有する5枚のカードのみが選択されることになります。
なお、3体すべて撃破されるとすべてのサーヴァントが復活して再び1体目のサーヴァントから出撃することになり、コマンドカードの選択も15枚からのランダム選択に戻ります。
上記を踏まえ、たとえばAを多く持つサーヴァント3体で編成するいわゆるアーツパーティーであれば、素振りによるAチェインでNP獲得を狙いやすくなるため、宝具の発動を積極的に狙うことができます。
また、Qは初段として非常に優秀な攻撃発生速度を持っていることが多いため、たとえば1番手のサーヴァントでQが優秀だけど自身のカード構成でQが少ないといった場合、2番手3番手のサーヴァントにQが多めのサーヴァントを配置することで、1番手のサーヴァントもQを十分使っていくことができます。
さらに、最後の3体目のサーヴァントは自分の所有する5枚のカードのみが選択される仕様のため、3番手のサーヴァントにA3枚持ちのサーヴァントを配置すれば、確定でAチェインを組むことができて宝具による逆転が狙いやすいという特徴もあります。
コマンドカードの種類の点から見た場合、攻撃モーションが優秀なAとQを主体とできるよう、これらのカード枚数の確保を基本的には優先してサーヴァント3体を選ぶことが重要といえます。
サーヴァントの配置の順番を考える
サーヴァントの配置はデッキ編成において非常に重要なポイントです。
前述のとおり、AおよびQを主体としてデッキを組む上で、1番手のサーヴァントに少ない種類のコマンドカードを後続の2番手3番手のサーヴァントで補うことで、1番手のサーヴァントを攻撃面で強化することが可能となります。
また、2番手以降のサーヴァントは選択されるカードが限られてくるため、選ばれるカードの種類をさらに限定しやすいと言えます。
一方、サーヴァントの配置を考える上でもう1つ重要な点がサポートスキルの存在です。
サポートスキルは全国対戦GWにおいて非常に強力なものとなっており、スキル1にスタンや魅了といった行動不能系効果を持つサーヴァントや、自身の攻撃を回避させなくする無敵貫通を付与する効果を持つサーヴァントなどは採用率が非常に高く、スキル1に強力な効果を持つサーヴァントはサポートチェインありきで運用するためによく2番手や3番手に配置されます。
スキル1に強力な効果を持つサーヴァントは限られてくるので、自分に合ったサーヴァントを選んで後続に配置することを心がけてください。
採用率の高い人気のデッキ構成
最後に、全国対戦GWで採用率の高い人気のデッキ構成についていくつか挙げていきます。
ぜひ自身のデッキ構築の助けとしていただければと思います。
スタンパーティ
スキル1に行動不能系のスキルを持つサーヴァントを後続に配置し、サポートスキルによる行動不能を狙う戦法をコンセプトとしたパーティです。
もっともお手軽なのは、メドゥーサ(★3ライダー)+レコードホルダーを3番手に配置するパターンで、コスト的にも非常に優秀といえます。
また、3番手メドゥーサに加えて2番手に酒呑童子(★5アサシン)+ノイジー・オブセッションを配置し、よりスタンパーティとして強力にした構成を使用するプレイヤーも存在します。
行動不能中は確定で攻撃を叩き込むことができるほか、単体宝具などのチャージ時間が短い宝具であればサポートスキルによる行動不能から確定で当てることができます。
現環境は行動不能系スキルへのまともな対策がかなり限られているため、お手軽で非常に強力なパーティといえます。
無敵貫通パーティ
スキル1に無敵貫通状態を付与する効果を持つサーヴァントを後続に配置し、相手に先に攻撃を出させてからサポートチェインを組み、回避不可能な攻撃を叩き込む戦法をコンセプトとしたパーティです。
このスキル1を持つサーヴァントは両儀式[セイバー](★5セイバー)と両儀式[アサシン](★4アサシン)の2体のみとなっており、中でも両儀式[アサシン]を3番手に配置するパターンが非常に人気となっています。
サポートスキル自体は使用時の前兆が全くないため、先出しの攻撃を待ち構えているかどうかは相手の動き(様子見が多い等)から判断するしかなく、現環境で猛威を振るっているパーティとなっています。
両儀式は2019年4月25日~5月23日まで行われたコラボレーションイベント「空の境界/the Garden of Order」をプレイすることで入手できた期間限定サーヴァントとなっており、現在は入手手段がありません。
まさかコラボレーションイベントで手に入るサーヴァントが現環境で最強クラスのサーヴァントになるとは思いもしませんでしたが、入手していない方は次回復刻イベントを気長に待ちましょう。
ターゲット集中パーティ
ターゲット集中状態を付与するスキルを持つサーヴァントを採用したり、スキル1にターゲット集中状態を付与する効果を持つサーヴァントを後続に配置し、強制的に仕切り直しをさせて相手の攻撃の手を緩める戦法をコンセプトとしたパーティです。
スキル1にターゲット集中状態を付与する効果を持つサーヴァントはゲオルギウス(★2ライダー)およびレオニダス(★2ランサー)であり、スキル1にこだわらないのであればデオン(★4セイバー)、ニトクリス[アサシン](★4アサシン)も存在します。
このターゲット集中状態を付与するスキルは一見わかりにくいかもしれませんが、スキルを使うことで一定時間強制的にターゲットをスキル使用者に向けられるので、あともう少しで撃破されてしまう瀕死の味方を助ける、宝具をチャージしている味方が敵からカットされないようにする、膠着状態から安全に敵陣に切り込む際のきっかけにする、などさまざまなメリットがあります。
スキルによるターゲット集中状態は貫通性能がないため、遮蔽物の後ろに移動すれば効果時間を待たずに無効化することができますが、いずれにしても使用された時点で攻撃の手を緩めざるを得なくなります。
また、レオニダスのみが使用できる宝具によるターゲット集中状態は貫通性能があり、10秒間完全にレオニダスにターゲットが強制的に向いてしまうので、厄介極まりないといえます。
なお、ターゲット集中状態の効果時間中に対象の相手に攻撃を仕掛けるのはあまり得策ではなく、攻撃を仕掛けた時点でフリーとなっている他の相手にカウンターを確定でもらってしまうので、ターゲット集中状態の効果が切れるまではむやみに攻撃しない方がよいです。
ターゲット集中状態は非常に強力な効果ではあるものの、自分自身が攻撃参加するわけではなく他の味方の動きに大きく依存してしまうという弱点があり、味方がターゲット集中状態の効果をきちんと理解して立ち回れるかどうかが結果に大きく影響します。
3番手エミヤ
これはサポートスキル面でもコマンドカードの面でも優秀な配置となっています。
エミヤのスキル1は自身に回避状態を付与(8秒)となっており、サポートスキルは半分の4秒となっています。
制限時間内であれば回数制限なしで回避が行えるため、守りとして優秀なのはもちろん、攻めとしても相手に攻撃を先出しさせてから回避狩りを駆使してコンボを叩き込むことができます。
また、エミヤ自身はコマンドカードにAを3枚持っているため、3番手に配置すれば自身のコマンドカードしか現れない仕様上アーツチェインを毎回組むことができ、すぐに宝具が使用可能になるというメリットがあります。
総評
FGOACの全国対戦GWにおいて、デッキの構築は非常に重要なポイントとなってきます。
今回の記事を参考に自分に合ったスタイルを探しだし、ぜひとも全国対戦を思う存分楽しんでいただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!