Fate/Grand Order Arcade(FGOアーケード/FGOAC)の一番おもしろいところだと個人的に思う全国対戦「グレイルウォー(GW)」

FGOACの操作は一般的なゲームと比較してかなりシンプルで覚えることは少ないので、初心者でも直感的にプレイすることが可能ですが、全国対戦GWにおいては状況に応じて的確にコマンドカードを選んで攻撃を出す必要があります。

今回はFGOACの全国対戦GWに向けて、コマンドカードの性質と各種攻撃について解説していきます。

なお、以前の記事でFGOACプレイヤーの有志の方が作成した初心者向けマニュアル(ダウンロードはこちら)をご紹介させていただきましたが、本記事ではこちらのマニュアルにしたがって解説を行っていきます。

また、前回のFGO全国対戦に向けた準備3についての記事はこちらからどうぞ↓

コマンドカードの説明

コマンドカードは画面右下に表示され、5枚1組となっています。
各サーヴァントは決まった構成のカードをもっており、編成した3体のサーヴァントの計15枚のカードの内ランダムで5枚選択され、次は残り10枚から5枚選択、最後に残ったカード5枚がそのまま選択され、再び15枚からのランダム選択に戻る仕様となっています。
ただし、撃破されたサーヴァントのカードは出現しなくなるため、全国対戦GWでは1体目のサーヴァントが倒されると以降のカードは残ったサーヴァントのカード10枚からの選択となり、2体目のサーヴァントも倒されると最後の3体目のサーヴァントは自分の所有する5枚のカードのみが選択されることになります。
なお、3体すべて撃破されるとすべてのサーヴァントが復活して再び1体目のサーヴァントから出撃することになり、コマンドカードの選択も15枚からのランダム選択に戻ります。

プレイヤーは毎ターンこの5枚の内3枚を選択し、アタックボタンを押すことで選択した順番に攻撃が繰り出されます。
なお、コマンドカード3枚を事前に選ばなかった場合は左端のカードから順番に3枚選択され、3枚に満たない枚数しか選択していない場合は残りのカードはやはり左端のカードから順番に選択される仕様となっています。

コマンドカードの種類

コマンドカードにはバスター(B)、アーツ(A)、クイック(Q)という性質の異なる3タイプが存在し、Bは攻撃発生が遅いがダメージが最も大きい、Aは攻撃発生はそこそこで宝具の発動に必要なNPを獲得しやすい、Qは攻撃発生速度が速くクリティカル率に影響するスターを獲得しやすい、という特徴がそれぞれあります。

また、本家スマホ版とは違って、FGOACでは各サーヴァントはそれぞれのコマンドカードの種類に応じて決まった攻撃モーションが割り振られており、リーチの長さや攻撃速度といったモーションの違いがカード効果そのものよりも優先される傾向にあります。

コンボ条件

特定のコマンドカード3枚を選ぶことでコンボ条件を満たすと、それぞれに応じた特別な効果を得ることができます。

B3枚をそろえるとカード全体の攻撃力がアップ、A3枚をそろえるとNP10%獲得、Q3枚をそろえるとスター10個獲得の効果を得ることができるほか、カードの上部に金の装飾のあるカード(自身の所有するカード)を3枚そろえると4枚目にEXアタックが追加され、ヒットさせることができれば敵を後述の昏倒状態にすることができます。
また、待機中のサーヴァントのアイコンが付いたカードを3枚そろえるとサポートスキルとしてそのサーヴァントのスキル1の効果に準じた効果を得ることができます。

本作におけるアーツチェインはAを3枚そろえた段階でNP10%獲得となるため、あらかじめAを多く所有するサーヴァントで編成しておくことでアーツチェインを組みやすくなり、攻撃を適当にからぶるとカードドローが始まって再びカードが配られるので、いわゆる素振りでアーツチェインを連発して宝具チャージを早めるテクニックが存在します。

サポートチェインは全国対戦GWにおいて非常に強力なものとなっており、スキル1にスタンや魅了といった行動不能系効果を持つサーヴァントや、自身の攻撃を回避させなくする無敵貫通を付与する効果を持つサーヴァントなどは採用率が非常に高く、スキル1に強力な効果を持つサーヴァントはサポートチェインありきで運用するためによく2番手や3番手に配置されます

各種攻撃の傾向について

コマンドカードの性質の違いも重要ですが、本作では各種コマンドカードごとにそれぞれモーションの異なる攻撃を繰り出すため、コマンドカードの性質以上に攻撃モーションの強さがそのサーヴァントの強さに直結します。

一般的には、初段を当てることさえできれば後続の攻撃もそのままの流れで当てることができるので、攻撃発生が遅いBは初段には向かず、攻撃発生が早いAかQを初段に選ぶことがうまく攻撃するコツとなっています。
AとQを比較した場合、基本的にはQの方が攻撃速度が優秀で相手をとらえやすいので、相手に確実に攻撃を当てたい時は初段をQにするのが無難です。
一方で、Aは宝具の発動に関わるNPを獲得しやすいので、相手が攻撃をからぶったりしているときや数的有利などで確実に攻撃が当てられる場面では初段をAにしてNP獲得の効率を上げるのが有効と言えます。

昏倒

昏倒中は行動不能となり、後述するスペシャルアタックと呼ばれるガード不可の特殊な攻撃を繰り出すことができます。
昏倒にする条件は2つあります。

1つめは、破壊できる遮蔽物に敵をぶつけるというものです。
敵を吹き飛ばす方法としては、ノックバックの性質を持つ3段目の攻撃を当てる、ガードバースト(攻撃をガードし続けた場合にバーストゲージがたまっていき、ゲージMAX時に切り返しとして相手を吹っ飛ばすことができる)などがあります。

2つめは、前述のEXアタックをガードされずに当てるというものです。
EXアタックは必ずそれまでにアタック3回を経由する必要がありますが、あくまでEXアタックのみヒットさせることができれば昏倒状態になります。

昏倒中は確定で攻撃をヒットさせることができるほか、長い行動不能時間があるのでその間に数的有利を取るという選択肢もあります。
また、昏倒中の敵に繰り出せるガード不可の専用攻撃であるスペシャルアタックで大ダメージを狙うチャンスでもあります。

スペシャルアタック

昏倒中の敵にのみ繰り出せるガード不可の攻撃です。
スペシャルアタックを使用できるときはカーソルが金色に変化しますので、そのときにアタックボタンを押すと発動することができます。
なお、近接系サーヴァントは一定間合いまで近づいた場合に発動でき、シューター系サーヴァントは一定距離離した状態で発動することができます。

スペシャルアタックのモーション自体は専用のものとなっていますが、その際には普段と同じように選ばれたコマンドカード3枚の性質を受け継ぐため、できるかぎり火力を出したい場合にはBを優先的に選択することが有効と言えます。

宝具

各サーヴァントは宝具を所有しており、NPが100%以上たまっている状態で宝具ボタンを長押しし、宝具の範囲内に対象が存在する状態で規定の秒数妨害が入らなければ発動となります。

宝具の性質および範囲はサーヴァントごとに大きく異なり、宝具範囲は宝具ボタン長押し中に表示される黄色のエリアで確認ができるほか、範囲内の対象者は左右両端のサーヴァント情報の横に金色の2つ矢印で表示されます。

宝具レベルは1~5まであり、自分で対象サーヴァントをガチャで引いた場合にのみ宝具レベルが上昇します。
宝具レベルが上がると効果が上がり、1→2が最も効果の上昇が大きく、NP上限も100%から200%になるので、非常に強化の幅が大きいと言えます。
2→3でも効果の上昇が見込めますが、3→4および4→5の効果の上昇は微々たるもので、宝具レベル5にこだわる必要はあまりないと個人的には思います。
なお、宝具レベル自体は対象サーヴァントを引いた回数としてAimeカードに紐づいていますが、たとえば宝具レベル5に到達したサーヴァントを実際に宝具レベル5で使うためにはその枚数分のカードを読みこませる必要があり、宝具レベル5であっても仮に3枚しか読み込ませなかった場合は宝具レベル3の扱いとなってしまう点には注意してください。

一方、宝具のチャージ時間は最終再臨に近いカードを重ねるほど短くなっていき、最終再臨のカード5枚を重ねれば必ず最短のチャージ時間となりますが、一部のサーヴァントは最終再臨のカード5枚でなくてもチャージ時間を最短にすることが可能です。
なお、重ねる枚数に制限は特にありませんが、デッキが30枚までとなっている制約の中、概念礼装(装備カード)も駆使する必要があるため、5枚以上重ねる場合は他の部分でカードの枚数を減らす必要が生じてしまう点には注意が必要です。

総評

今回はFGOACのおけるコマンドカードの性質と各種攻撃について解説していきました。
全国対戦GWでは状況に応じて的確にコマンドカードを選んで攻撃を繰り出す必要があるので、今回の記事を参考に基本知識をしっかりと身につけてバトルに臨んでいただきたいと思います。

続きの記事はこちらから↓

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